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ダルビッシュ有、痛恨同点弾浴び8回途中6失点 自己ワースト12安打…100球超えで続投も実らず

2019/05/26

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チームは終盤勝ち越し連敗ストップ

 シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が25日(日本時間26日)、本拠地リグレー・フィールドでのシンシナティ・レッズ戦に先発登板し、8回途中6失点で勝ち負けは付かなかった。
 
 ダルビッシュは前回登板から中4日となったこの日、今季2度目となるレッズと対戦。初回は1死から2連続安打を浴びて一、二塁とピンチを招くも、後続打者を打ち取って無失点でしのいだ。
 
 しかし、2回は先頭のデレク・ディートリック内野手をストレートの四球で歩かせると、1死後に8番のタッカー・バーンハート捕手に87マイル(約140キロ)のカットボールを捉えられ先制2ラン本塁打を浴びる。
 
 先制を許したカブスは、直後の攻撃で1点を返すと、4回にはアディソン・ラッセル内野手の2ラン本塁打、アンソニー・リゾー内野手の2点タイムリー二塁打で一挙4得点し5-2と逆転に成功した。
 
 リードをもらって波に乗りたいダルビッシュだったが、5回に無死二塁からエウヘニオ・スアレス内野手にタイムリー安打を許し1失点。さらに2死後にヤシエル・プイーグ外野手にソロ本塁打を浴びて4-5と1点差に詰め寄られた。
 
 直後にジェイソン・ヘイワード外野手のソロ本塁打で6-4と再び引き離したものの、ダルビッシュは悪い流れが断ち切れない。続く6回には2死二塁のピンチでニック・センゼル外野手にタイムリー安打を浴びて5失点目を喫した。
 
 7回を3者凡退に抑えたダルビッシュは、この時点で100球に達していたが8回も続投。しかしこれが裏目に出る。先頭のディートリックに94.4マイル(約152キロ)の速球を捉えられると、これがバックスクリーンに飛び込む同点ソロ本塁打に。6-6の同点となり、続くホセ・イグレシアス内野手にも左前安打を打たれたところで降板となった。
 
 この日のダルビッシュは7回0/3、108球(ストライク82球)とストライク率は高かったものの、自己ワーストの被安打12、与四球2、奪三振5、失点6という成績で防御率5.40となった。
 
 終盤にきて同点とされたカブスは、8回にデビッド・ボート内野手のタイムリー二塁打とカイル・シュワーバー外野手の犠飛によって2点を勝ち越し。そのまま逃げ切って8-6で勝利を収め、連敗を「2」でストップさせた。
 
 ダルビッシュは今季最長となる7回を投げ抜いたが、8回に痛恨の同点弾を浴びて3勝目を逃した。ただ100球を超えても次の回も任されたのは、徐々に指揮官の信頼が表れている兆しでもあるだろう。中4日後の31日(同6月1日)は試合がないため、次回登板は1日(同2日)の敵地でのセントルイス・カージナルスを中5日で迎えることが予想される。

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