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サード・ゲレーロJr.の強肩炸裂で内野安打阻止! 直近6試合は打率.320で3本塁打と打撃も上昇傾向に

2019/05/24

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 トロント・ブルージェイズは23日(日本時間24日)、ボストン・レッドソックスと対戦。「2番・三塁手」で出場したブラディミール・ゲレーロJr.内野手が守備で好プレーを見せ、球場を沸かせた。最近は打撃も好調で、超有望株が大舞台に適応していく姿に全米が注目している。
 
 ドミニカ共和国出身選手として史上初の殿堂入りを果たしたブラディミール・ゲレーロ氏を父に持つゲレーロJr.は、今年4月26日(同27日)にメジャーデビュー。初出場から3試合連続安打を記録したが、その後は打撃面でレベルの高いメジャーの投手に苦戦していた。その後は徐々に調子を上げ、適応の兆しを見せ始めると、最近は2番での起用も増えている。
 
 この日の試合も2番での出場となったゲレーロJr.の第1打席は、1死無走者の場面。カウント2-0から、3球目のシンカーで三ゴロに倒れた。3回裏の第2打席は積極的に初球をスイングしたが、中飛に倒れた。
 
 この日の見せ場は4回表の守備。1死無走者から、レッドソックスのラファエル・デバース内野手の当たりは、シフトを敷いていたため三遊間に寄っていたゲレーロJr.の正面へ。これを膝をついて逆シングルで捕球したものの、ややバランスを崩して即座に立ち上がれず。ここであきらめないのがスーパースターの血だ。お尻を地面につけて座った状態から、上半身を強烈にひねって一塁に送球し、打者走者をアウトにした。
 
 第3打席は6回裏無死無走者、先頭打者として打席に入ったゲレーロJr.。初球からシンカー、チェンジアップ、チェンジアップ、カーブと変化球を連投され、三ゴロに倒れた。ここまで、レッドソックス先発のライアン・ウィーバー投手を攻略できず、8回裏の最終打席ではライアン・ブレイシア投手の前に空振り三振に倒れた。
 
 この日は6回1失点の好投を見せたウィーバーの前にブルージェイズ打線が沈黙。2-8で敗戦となった。ゲレーロJr.は5月14日(同15日)にキャリア初と2本目の本塁打を放って以来、打撃面でも期待通りの姿を見せ始めた。直近の6試合に限ってみれば、打率.320(25-8)、3本塁打、5打点と好調をキープしており、さらに数字を上げていくことが期待されている。

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