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エンゼルス・シモンズ、左足首捻挫で復帰は来月以降か 指揮官は「大きな痛手」

2019/05/22

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 左足首の捻挫を負ったロサンゼルス・エンゼルスのアンドレトン・シモンズ内野手が負傷者リスト(IL)入りとなった。本人は復帰に自信を見せている。米公式サイト『MLB.com』が21日(日本時間22日)、伝えている。
 
 20日(同21日)のミネソタ・ツインズ戦に出場したシモンズは8回、一塁ベースを駆け抜けるときに左足首を捻って転倒。そのまま退場し、試合後にX線検査を受けていた。検査の結果、骨に異常はないことが分かっていた。
 
 しかし、故障離脱は避けられなかった。同サイトによると、シモンズは10日間のIL入りが決定。復帰は6月以降になる見通しだ。代わりに3Aソルトレイク・ビーズからルイス・レンヒフォ内野手が昇格することになり、元遊撃手のザック・コザート内野手、デビッド・フレッチャー内野手らと遊撃をカバーすることになる。
 
 戦線離脱となったシモンズだが、本人はいち早く復帰することへ意欲的な様子で、「幸運なことに、僕は早く復帰できる。(球団)スタッフが僕に何と言おうと、戻れるように努力するよ」と述べており、怪我自体については「それほど心配していない」としている。
 
 シモンズは今季、IL入り前まで46試合に出場して打率.298、三振はわずか15とミートに優れた打撃で貢献。守備でも例年通りメジャー最高級の美技が冴え渡り、投手陣にとって、守備で最も頼りになる選手のひとりだった。
 
 そんなシモンズを失ったエンゼルスだが、しばらくは厳しい状況に置かれることになりそうだ。ブラッド・オースマス監督はシモンズ離脱について「大きな痛手」としたうえで「シモンズは最高のオールラウンドプレーヤーの1人で、彼の守備は多くの選手の打撃よりも価値がある」とコメントし、主力離脱を嘆いている。
 
 シモンズの遊撃手としてのDRS(守備防御点=平均的な野手が守った場合に比べ何失点減らしたか)は、今季プラス4点、通算ではプラス188点となっている。あと少しでプラス200点に到達するが、最高の守備職人は短期間で復帰できるだろうか。大谷翔平投手との3・4番コンビ復活も待ち遠しいところだ。