大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » アストロズ「華々しい」シーズン2度目の10連勝 6月1日までの達成は史上3チーム目の快挙

アストロズ「華々しい」シーズン2度目の10連勝 6月1日までの達成は史上3チーム目の快挙

2019/05/19

text By

photo

Getty Images



異次元の強さで圧倒「大きな成果」

 ヒューストン・アストロズが18日(日本時間19日)、敵地フェンウェイ・パークでのボストン・レッドソックス戦で快勝。今季2度目となる10連勝を飾った。
 
 アメリカン・リーグ西地区で首位独走するアストロズは、昨季ワールドシリーズを制したレッドソックスとの3連戦の2戦目。初回から強力打線が火を噴いた。レッドソックスの先発ヘクター・ベラスケス投手に対して、マイケル・ブラントリー外野手のタイムリー二塁打で先制すると、その後もユリ・グリエル内野手とタイラー・ホワイト内野手のタイムリー安打などで一挙5得点。いきなり試合の主導権を握った。
 
 直後に1点を返されたが、2回にはカルロス・コレア内野手の犠飛で1点を追加し6-1と再び5点差とした。投げては、メジャー2試合目の登板となったルーキーのコービン・マーティン投手が5回途中3失点ながらリードを守り、2番手のジョシュ・ジェームズ投手が3回無失点と強力レッドソックス打線をシャットアウト。試合を優位に運んだ。
 
 アストロズは、6-3と3点リードの5回にジョシュ・レディック外野手が今季第4号ソロ本塁打を放ち着実に加点。3番手以降のリリーフ陣も無失点で繋いでそのまま7-3で勝利を収めた。これでチームは早くも今季2度目の10連勝を飾っている。
 
 6月1日までに2度の10連勝を記録したのはメジャー史上でもこれまで2チームのみ。1941年のセントルイス・カージナルスと、1955のロサンゼルス・ロジャースで、今回のアストロズが3チーム目となった。また、アストロズがシーズンを通じて2度の10連勝を飾ったのは1969年以来50年ぶりの快挙となった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によれば、レディックは試合後「我々は自分たち自身が驚くべきことをしているとは思っていないが、期待を持っている。本当に華々しい。最初のイニングの攻撃は大きかったね」と先発全員安打の猛攻に納得のコメントを残した。また、A.J.ヒンチ監督も「これは大きな成果だ。彼らは一生懸命プレーしている。良いディフェンス、良いピッチング、良いバッティングをしていけば、毎試合勝っていくことができるだろう」と満足げだ。
 
 アストロズは、この日の勝利で31勝15敗となり勝率.674。現在メジャーリーグ最高の成績を残している。主力のホセ・アルトゥーベ内野手を故障で欠いているものの、2017年に世界一、そして昨季は2年連続100勝以上となる103勝をマークしたチームが、今季もここまで他を寄せ付けない無類の強さを存分に発揮している。

1 2