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レイズ、緊急事態で新捕手ダーノウ獲得 レッドソックス復調でア東はいよいよ激戦必至に

2019/05/11

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レイズ、ヤンキース、レッドソックスの三つ巴に

 タンパベイ・レイズはロサンゼルス・ドジャースからトレードでトラビス・ダーノウ捕手を獲得したことが分かった。米公式サイト『MLB.com』が10日(日本時間11日)、伝えている。
 
 今季は昨季サイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネル投手、タイラー・グラスノー投手ら強力先発陣に加えて、頼れるブルペン陣を武器に快進撃を続けるレイズ。しかし、好調なチームにも緊急事態が起きていた。
 
 レイズは正捕手のマイク・ズニーノ捕手と控えのマイケル・ペレス捕手が故障し、負傷者リスト(IL)入り。急遽ドジャースから金銭トレードでダーノウを獲得することになった。ダーノウは今月6日(同7日)にドジャースと契約したばかりだったが、1週間もない間にロサンゼルスからフロリダまで本拠地を移すことになった。
 
 新加入となったダーノウはかつて有望株として期待された捕手。2013年にニューヨーク・メッツでメジャーデビューすると、翌年には定着。2017年には16本塁打を放つなどパンチ力を秘めた捕手として活躍していたが、昨季は靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けてわずか4試合の出場に留まっていた。
 
 今季の成績は9日(同10日)終了時点で11試合に出場し、打率.089とまだ結果を残せていない。しかし、これからはダーノーの活躍が必須になりそうな状況となってきている。
 
 レイズが所属するアメリカン・リーグ東地区では、ボストン・レッドソックスが開幕ダッシュに失敗。昨季王者がいきなり不調に陥っていたものの、8日(同9日)に勝率5割となり、10日(同11日)のシアトル・マリナーズ戦では14-1と大勝。3連勝を飾り、いよいよ本来の実力が戻ってきている。
 
 また、故障者続出ながらも好調を維持するニューヨーク・ヤンキースが2位にいることから、これからさらに激戦区になることが予想される。昨季王者と強豪ヤンキースに追いかけられる首位のレイズだが、主力捕手復帰まで粘ることができるだろうか。