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大谷翔平、5打数無安打で2戦連続安打ならず エンゼルスは中盤までの猛攻光り快勝

2019/05/11

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右腕3人の前に凡退…絶好機も逃す

 右肘手術から復帰したロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が10日(日本時間11日)、敵地オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズでのボルティモア・オリオールズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、5打数無安打に終わった。
 
 前日にタイムリー安打を含む2安打1打点を記録した大谷は、復帰から4試合連続で「3番・DH」で先発した。
 
 しかし、オリオールズの先発右腕ダン・ストレイリー投手に対して、初回の第1打席は86.1マイル(約139キロ)のスライダーに見逃し三振。3回の第2打席でも低めの83.8マイル(135キロ)のチェンジアップに空振り三振と、2打席連続三振を喫する。
 
 初回に先発のトレバー・ケイヒル投手がソロ本塁打を浴びて先制を許したエンゼルスは、同点とした後の3回には2番マイク・トラウト外野手の第8号2ラン本塁打で3-1と勝ち越しに成功。点の取り合いとなった序盤の攻防で主導権を握った。
 
 3-2とエンゼルスが1点リードの5回。トラウトが1死一、二塁から左中間へタイムリー二塁打を放つと、なおも二、三塁とチャンスが続き大谷が第3打席を迎えた。大谷は直前で登板したオリオールズ2番手の右腕エバン・フィリップス投手に対し、カウント2-0から96.3マイル(約155キロ)の速球を弾き返したが、右寄りシフトをとっていた相手守備にはまって遊ゴロに倒れた。
 
 それでも、エンゼルスは続く4番のアンドレルトン・シモンズ内野手が右前タイムリー安打を放ち2点を追加。さらにブライアン・グッドウィン外野手とコール・カルフーン外野手にもタイムリー安打が飛び出して、この回一挙5得点で8-2とリードを広げた。
 
 6回、大谷は2死満塁のチャンスで第4打席を迎え、再びフィリップスと対戦。第3打席と同様に内角の速球などで攻められ、カウント2-2からの5球目、内角の95.1マイル(約153キロ)の速球に差し込まれ三ゴロに終わった。これで4打席連続で凡退となる。
 
 この後、試合は6回を終了した時点で降雨のため中断。1時間49分の中断を挟んで再開され、エンゼルスは7回に2番手のジャスティン・アンダーソン投手が、オリオールズの主砲クリス・デービス内野手に第4号ソロ本塁打を浴びて8-3とされる。
 
 ここまで無安打の大谷は9回、1死走者なしの場面で第5打席を迎えた。
オリオールズ4番手の右腕ミゲル・カストロ投手と対戦したが、カウント1-0から低めの96.6マイル(約155キロ)のシンカーを捉えるものの、飛球はあと一歩届かず左飛となった。
 
 エンゼルスは、4番手のコディ・アレン投手が9回に2死一、二塁のピンチを招くも何とか無失点に抑えて試合終了。8-3で勝利を収めて、2連勝とした。大谷はこの日5打数無安打(2三振)。2試合連続安打となはならなかった。