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元米国代表カージナルス・グレガーソンが今季初昇格 MLB史上5人達成の“大記録”挑戦

2019/05/05

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2010年にはリーグ最多ホールドを記録

 メジャー通算640登板の実績を誇るセントルイス・カージナルスのルーク・グレガーソン投手が今季メジャー初昇格となった。米メディア『ESPN』が5日(日本時間6日)、伝えている。
 
 グレガーソンは34歳のベテラン右腕。2009年にサンディエゴ・パドレスでメジャーデビューすると、翌年には80登板でリーグ最多となる40ホールドを記録。セットアップとしてキャリアを積み重ねていくと、オークランド・アスレチックスを経て2015年からはヒューストン・アストロズでクローザーをメインに活躍していた。
 
 2017年シーズン開幕前には第4回WBCにもアメリカ代表の一員として参加。日本代表との準決勝にクローザーとして登板し、打者3人を完璧に抑えて試合を締めた。大会を通じても計4登板で無失点、3セーブの活躍を見せ、アメリカ初の優勝に貢献。しかしその後のシーズンでは不振が続き、昨季もカージナルスで17登板、防御率7.11の成績だった。
 
 数年前まで輝きを取り戻したいグレガーソンだが、早くもそのチャンスが訪れようとしている。同メディアによるとカージナルスはグレガーソンがメジャーのロースターに入ることを発表。なお、その代わりにタイラー・オニール外野手が3Aに降格となる。
 
 カージナルスは昨年12月に2年2500万ドル(約27億7000万円)で入団したアンドリュー・ミラー投手が5日(同6日)時点で防御率5.11と不調。リリーフエースとして獲得した左腕は本調子とは程遠く、カバーできる存在も欲しいところだった。
 
 また、169キロを計測したこともあるジョーダン・ヒックス投手や昨季デビューしたダコタ・ハドソン投手など20代前半で将来有望な投手も多いカージナルス。今季でメジャー11年目となり、WBCやワールドシリーズなど大舞台での経験が豊富なグレガーソンが彼らに与える影響も大きそうだ。
 
 その他にも、グレガーソンは通算200ホールドまではあと「11」となっている。メジャー史上5人しか達成していない大記録も達成間近となっているだけに、復活となればそちらの方でも話題を呼ぶことになりそうだ。