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大谷翔平、復帰への道「ゆっくり進捗させたい」 エンゼルス指揮官の目標はあくまで“万全”

2019/05/01

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メキシコシリーズ2連戦での復帰を否定

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が、4日(日本時間5日)からメキシコでのヒューストン・アストロズとの2連戦で復帰しないことが分かった。米公式サイト『MLB.com』が4月30日(同5月1日)に伝えている。
 
 右肘手術から順調なステップを踏み、打者としていよいよ復帰間近とされている大谷。これまではメキシコで行われるアストロズとの2連戦のシリーズで復帰する可能性が高いとされていたが、エンゼルスのブラッド・オースマス監督がそれを否定した。
 
「我々は彼をメキシコに連れて行くつもりはない。(試合復帰へ向けて)もっと打席が必要だ」
 
 打撃練習で快音を連発させている大谷だが、指揮官はあくまで復帰を急がない方針。24日(同25日)から模擬試合に参加するなどスムーズなスケジュールを過ごしていながら、「医学的な観点から、肘に負担をかけすぎないように“ゆっくり”進捗させたい」と、最も重要なのは「万全の状態」での復帰だという姿勢を示した。
 
 エンゼルスは、メキシコでのシリーズの後は7日(同8日)から敵地でデトロイト・タイガースとの3連戦が控えており、その後も敵地での戦いが15日(同16日)まで続く。
 
 オースマス監督は「敵地での戦いの中で彼を復帰させるほどの必要性があるかは分からない」としており、同時に「戻ってくる準備ができたら戻す」と、詳しい復帰時期は明かしていない。敵地で復帰しないのであれば、17日(同18日)から始まる本拠地エンゼル・スタジアムでのカンザスシティ・ロイヤルズ戦で戻ってくる可能性もありそうだ。