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「ベストではない」ダルビッシュ有が見せた意地 先発投手としての責任が好投支える

2019/04/28

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6回1失点で今季2勝目 不安定な立ち上がりから徐々に上向く

 シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、敵地チェイス・フィールドでのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、6回1失点の好投で今季2勝目を挙げた。
 
 ダルビッシュは初回の満塁のピンチを無失点切り抜けると、2回も2四球を与えながら無失点。不安定ながら要所で決定打を許さない粘りの投球を見せる。すると、味方打線が3回に一挙5得点を挙げる猛攻で試合の主導権を握り、ダルビッシュもこの流れに乗るように直後の投球では3者連続三振と圧巻の投球でダイヤモンドバックスの攻撃を退けた。
 
 4回、5回といずれも打者3人で打ち取ったダルビッシュは、6回にデビッド・ペラルタ外野手にこの日唯一の失点となるソロ本塁打を浴びたものの、6回110球(ストライク65球)を投げきり被安打2、与四死球5(うち四球4)、奪三振8、失点1の好投で防御率を5.02とした。
 
 カブスはそのままリードを守って9-1で勝利。ダルビッシュは15日(同16日)以来2試合ぶりとなる今季2勝目を挙げた。
 
 米公式サイト『MLB.com』によれば、ダルビッシュは試合後「最初の2イニングは荒れていたが、その後はかなりコントロール良く投げられたと思う」と、「ベストではない」としながらも納得のコメントを口にした。今季は5試合に登板して6回を投げたのが最長。登板ごとにその働きが改善されている中、最後には「次は7回」と次回の登板へ向けて先発投手としての責任感をのぞかせた。