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カイケルはトレンドに反している? サイ・ヤング賞左腕がFA市場に残る理由とは

2019/04/24

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磨かれた投球術と守備力は一級品

 ヒューストン・アストロズからフリーエージェント(FA)となっているダラス・カイケル投手が、未だに所属先が決まらない理由について米メディア『CBS SPORTS』が23日(日本時間24日)、特集記事を発表している。
 
 4月も終わりに近づき、25試合ほどの日程を終えたメジャーリーグ。それぞれの球団が熱闘を繰り広げているが、2015年にサイ・ヤング賞を受賞したカイケルはまだ戦いに加われないでいる。同メディアは“球団がカイケルから遠ざかっている3つの理由”を紹介している。
 
 まず挙げられたのは、カイケルの投球スタイルだ。現在は球速、スピン量に優れた投手が評価されやすいメジャーリーグだが、カイケルはこれに反して軟投派。これまでに奪三振数が投球回数を上回ったシーズンはなく、メジャーでの速球の平均球速も90マイル(約144キロ)と現在のトレンドとは真逆の立ち位置におり、そのことが獲得を躊躇すると理由になっている。
 
 次にワークホースやエース格ではないということ。現在アストロズエースのジャスティン・バーランダー投手(のような存在)ではないと分析された。サイ・ヤング賞を受賞した2015年は232回を投げるなどエースとして投手陣を率いたが、翌年から168回、145回2/3と年々下降。防御率も受賞の翌年から4.55、2.90、3.74と定まっていなかった。
 
 最後に挙げられたのは契約金が高くなること。カイケルは6年契約を希望していたが、現在は単年契約も受け入れている。しかし、オフに拒否したアストロズからの1790万ドル(約20億円)でのクオリファイングオファー(QO)よりは高くなることが予想されており、そのことも獲得に乗り出さない理由の1つだとしている。
 
 とはいえ、昨季は自身3度目となる200投球回を達成。守備ではゴールドグラブ賞を4度(2014年~2016年、2018年)受賞するなど、カイケルには光る側面も多くある。
 
 けが人の多いニューヨーク・ヤンキースや先発陣が不調のボストン・レッドソックスなど、問題を抱える球団も出てきている中、カイケル獲得に動く球団は出てくるだろうか。通算100勝まで後「24」と迫る左腕の登板を見る日は近いだろうか。



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