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マリナーズ、試合を決めたのはやはり本塁打! 計4発でエンゼルスに連勝、あすは菊地雄星が先発

2019/04/20

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8回に追い付かれるも直後に突き離す

 シアトル・マリナーズが19日(日本時間20日)、敵地エンゼル・スタジアムでのロサンゼルス・エンゼルス戦に勝利し2連勝。終盤に追い付かれる展開となったが、今季の持ち味となっている一発攻勢で接戦をモノにした。
 
 前日にエンゼルスと両軍計29安打という打撃戦を繰り広げ、連敗を6でストップさせたマリナーズ。この日は一転してロースコアの接戦を戦う展開となった。
 
 2回にジェイ・ブルース外野手の第9号ソロ本塁打で先制すると、4回にはダニエル・ボーゲルバック内野手がの第7号2ラン本塁打で加点。試合の前半はマリナーズが3-1と優位に進める。
 
 しかし、7回まで1失点と好投していたマリナーズ先発のマルコ・ゴンザレス投手が8回にエンゼルス打線につかまる。先頭の1番デビッド・フレッチャー内野手に内野安打を許した直後、2番のマイク・トラウト外野手に左中間スタンドに飛び込む第6号2ラン本塁打を浴びて、一瞬にして3-3の同点に追い付かれた。
 
 振りだしに戻った試合は9回の攻防に入り、マリナーズはここで開幕から発揮している長打力を発揮する。エンゼルスの5番手、コディ・アレン投手に対して先頭の6番ティム・ベッカム内野手が左翼へ第5号ソロ本塁打を放ち勝ち越すと、続く7番のオマー・ナルバエズ捕手も右中間へ2者連続となる第5号ソロ本塁打を放って5-3とした。
 
 マリナーズはこの日計4本の本塁打の一発攻勢で5-3で勝利。メジャー記録を更新していた開幕からの連続試合本塁打こそ17日(同18日)に「20」でストップしていたが、その攻撃力が再び発揮され、同地区で最下位に沈むエンゼルスを最後は蹴散らす形となった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によれば、決勝弾を打ったベッカムは試合後「本塁打は嬉しいけど、それより試合に勝てて良かった」と安堵のコメント。そして「勝つことは楽しいこと。これからも勝ち続けていきたいね」と自慢の攻撃力で今後も勝利を積み重ねていくことを誓っていた。
 
 2連勝のマリナーズはこれで15勝8敗となり、ヒューストン・アストロズと並んでアメリカン・リーグ西地区首位をキープ。あすは、これまでメジャーデビューから5試合で未だ勝ち星のない菊池雄星投手が先発登板する。この攻撃の流れを、今度こそ菊池の白星に繋げていきたいところだ。

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