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メッツ、昨季サイ・ヤング賞のデグロムが右肘違和感でIL入り 長時間痛み抱え調整行えず

2019/04/20

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過去にトミー・ジョン手術を経験

 ニューヨーク・メッツは、ジェイコブ・デグロム投手が右肘痛で負傷者リスト(IL)入りする予定であることを発表した。米公式サイト『MLB.com』が19日(日本時間20日)、伝えている。
 
 今季開幕直前にメッツと最長6年1億7000万ドル(約187億円)で契約延長したデグロム。球団投手史上最高額となる大型契約が話題となり、今季は開幕投手を務め6回無失点、10奪三振と好投していた。
 
 メジャー6年目にして不動のエースに成長したデグロムだが、今季は早くも故障離脱となってしまった。同サイトによると、メッツのブロディ・ヴァンワゲネンGMは「デグロムは24時間以上も右腕に軽い痛みを感じており、それがIL入りの決め手となった」と発表。最短復帰でも26日(同27日)となり、それまではエース不在となる。
 
 またヴァンワゲネンGMによると、デグロムの症状は先週から続いており、それによって先発登板間にこなすルーティンワークも行えなかった模様。最初の2登板では13回を投げ無失点と好調だったが、直近2登板では計9回を投げ13安打、9失点と打ち込まれるなど明らかに本調子ではなかった。
 
 メッツはデグロムをはじめ、ノア・シンダーガード投手など強力先発陣が注目を集めていた。しかし18日(同19日)終了時点では、シンダーガード、ザック・ウィーラー投手、スティーブン・マッツ投手のローテ3投手が防御率4.96以上となっており、まだ波に乗れていない。そのためメッツにとってデグロム離脱は相当手痛いものとなる。
 
 2014年にメッツでメジャーデビューしたデグロムだが、デビュー前の2010年には右肘の靭帯再建手術(通称・トミー・ジョン手術)を受けた経験がある。2度目の手術になれば長期離脱は避けられないが、最強右腕の呼び声も高いデグロムは昨年の姿を取り戻すこととができるだろうか。