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元本塁打王デービス、3三振で開幕から17打数無安打 オ軍監督「サポートし続ける」

2019/04/05

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2013年、2015年には本塁打王

 昨季大不振に陥ったボルティモア・オリオールズのクリス・デービス内野手が、今季も開幕から調子が上向かないことが取り上げられている。米メディア『PRESSBOX』が4日(日本時間5日)、伝えた。
 
 昨季は打率.168、16本塁打、49打点の成績で、規定到達打者の中では歴代最低の打率をマークするなど苦しんだデービス。今季の巻き返しを図っていたが、既に昨季以上の大不振の予感を漂わせている。
 
 4日(同5日)のニューヨーク・ヤンキース戦では「7番・一塁手」で先発出場したデービス。今季初安打を期待されていたが3打数3三振と奮わず、17打数無安打と長いトンネルから抜けられない状態だ。また、既に11三振を喫するなど粗さも目立つ。
 
 好スタートを切れなかったデービスだが、同サイトによるとオリオールズのブランドン・ハイド監督は「(デービスが)とてつもない努力をしているのを見ている。今はその成果を発揮できていないだけだ」と擁護し、「今後もプレーさせ、彼をサポートし続ける」と述べ、起用する方針は変わらないことを明言した。
 
 しかしオリオールズは若手選手での球団再建中にあり、チームとしては若手を積極的に起用していきたいところ。不振のデービスも今季に復調の兆しが見られなければ、来季以降は若手に活躍の場を譲ることが多くなるかもしれない。
 
 2011年途中にオリオールズに加入し、数多くの本塁打でファンを魅了してきたデービス。先月には33歳を迎えたベテランが再生すれば、若手選手にも必ず良い手本になるだろう。苦しい状態は続くが、デービスにとって正念場にもなるシーズンを乗り越えるために一刻も早く今季初安打が欲しいところだ。