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ヤンキース田中将大、開幕戦初勝利に追い風 相手投手が故障、代役は昨季15敗右腕

2019/03/26

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OP戦でも対照的な成績

 ボルティモア・オリオールズは開幕投手をアンドリュー・キャッシュナー投手に変更する予定であることが分かった。米メディア『FOX SPORTS』が25日(日本時間26日)、伝えている。
 
 同サイトによると、開幕投手が内定していたアレックス・カッブ投手が右股関節を痛め、25日(同26日)に10日間の故障者リスト入り。それを受けて球団はキャッシュナーに代役を任せる予定だという。
 
 大役に白羽の矢が立った32歳のキャッシュナーは、2010年にシカゴ・カブスでメジャーデビュー。2012年からはサンディエゴ・パドレスでプレーし、先発投手として才能を開花させていった。だが、昨季は前年から大きく成績を落とし、28先発で4勝15敗、防御率5.29に終わっていた。
 
 昨季の不振から巻き返しを狙いたいところだが、キャッシュナーはオープン戦でも5登板で防御率5.87、15回1/3を投げ17安打を浴びるなど本調子からは程遠い状態。また、ここ数年は球速の低下に苦しんでおり、かつて160キロを記録した剛腕ぶりも鳴りを潜めている。
 
 一方で、ヤンキースの開幕投手を務める田中将大はオープン戦5登板で防御率2.65、17回を投げ23奪三振と上々の仕上がり。新たな武器であるナックルカーブも披露している。昨季も12勝を挙げていることを考えると、開幕戦は好調の田中が優位に試合を進めそうだ。
 
 過去3度の開幕戦ではいずれも勝利を掴めなかった田中だが、4度目のチャンスで初勝利となるか。田中とキャッシュナーが対戦する開幕戦はヤンキー・スタジアムで28日(同29日)に行われる。