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最高のキャッチャーはポージー! 公式サイトが直近10年間でランキング、上位は接戦繰り広げる

2019/03/07

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3位には日本人投手を支えた名捕手

 2010年から2018年までに活躍した捕手がランキングされ、サンフランシスコ・ジャイアンツのバスター・ポージー捕手が1位に輝いた。米公式サイト『MLB.com』が6日(日本時間7日)、伝えている。
 
 同サイトでは「10年間で最も優れた10人の捕手」と銘打ち、2010年代最後のシーズンとなる今季を前に、2010年から昨季までの期間内で優秀な捕手をランキングしている。
 
 輝かしい1位に選出されたのはジャイアンツのポージー。トップになった理由としては、対象となった捕手の中では唯一通算打率が3割を超えていること、ナショナル・リーグMVP(2012年)と新人王(2010年)の受賞歴があること、そして3度の世界一にチームを導いたことが挙げられた。
 
 2位にランクインしたのはセントルイス・カージナルスのヤディアー・モリーナ捕手。対象期間に7度のゴールドグラブ賞(2010年~2015年、2018年)に輝くなど飛び抜けた守備力の持ち主であること、チームで強力なリーダーシップを発揮していることが評価された。
 
 なお同サイトでは「モリーナとポージーの選考は楽しいものではなかった。両者とも殿堂入りに値する捕手だろう」と述べており、1位と2位は相当な僅差でのランキングとなっていることを感じさせている。
 
 3位にはロサンゼルス・ドジャースのラッセル・マーティン捕手がランクイン。現役13年間で9度ポストシーズンに進出したことが評価され、「彼も殿堂入り候補」と分析されている。マーティンは黒田博樹氏や斎藤隆氏など日本人投手の活躍を支えた捕手でもあり、今季は前田健太投手とのバッテリーも期待されている。
 
 他にも5位には靭帯再建手術を受けることが決まったサルドバール・ペレス捕手(ロイヤルズ)、6位には田中将大投手がヤンキースに入団した当時の正捕手であるブライアン・マッキャン捕手(ブレーブス)が選出されていた。
 
 ランキング3位以内に入った捕手は既に30代になりベテランの域に突入しているが、殿堂入りに向けどれだけ数字を積み重ねられるだろうか。2010年代最後となる今季の活躍にも期待が集まる。
 
▽ランキングは以下の通り。
 
1位バスター・ポージー(ジャイアンツ)
2位ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
3位ラッセル・マーティン(ドジャース)
4位ジョナサン・ルクロイ(エンゼルス)
5位サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
6位ブライアン・マキャン(ブレーブス)
7位カルロス・ルイズ(元マリナーズ)
8位マット・ウィーターズ(カージナルス)
9位ウィルソン・ラモス(メッツ)
10位フランシスコ・セベリ(パイレーツ)