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元本塁打王デービス、左臀部痛でスタメン外れる 昨季は規定最低打率、OP戦不振で復活に黄信号

2019/03/07

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 昨季の大不振から復活を目指すボルティモア・オリオールズのクリス・デービス内野手が左臀部を痛め、タンパベイ・レイズとのオープン戦でラインアップから外れた。米メディア『BALTINORE BASEBALL.com』が6日(日本時間7日)、伝えた。
 
 2013年に53本塁打、2015年に47本塁打を放って2度の最多本塁打に輝いた実績を持つデービスだが、昨季は128試合で打率.168、16本塁打、49打点と絶不調。特に打率は、規定打数に到達した打者の中で歴代最低の数字だった。
 
 デービスは、2016年にオリオールズと7年1億6100万ドル(約180億円)の契約を結んでおり、球団側としてはいち早く復調して欲しいところ。しかしオープン戦では打率.083(12打数1安打)、7三振。さらに左臀部を痛め、4日(同5日)を最後に試合に出場できていない。
 
 しかし、同メディアによると、ブランドン・ハイド新監督は、デービスについて「彼の練習ぶりには感銘を受けていた。朝、いちばん最初にバッティングケージに来る選手なんだ」と肯定的にコメント。ハードワークに取り組み、不振から抜け出そうとするデービスを擁護している。
 
 低打率と三振が多いながらも活躍している選手に、マーク・レイノルズ内野手(ロッキーズ)がいる。シーズン最多三振記録(223三振)を持つレイノルズは、2014年に打率.196の大不振を経験。しかし、翌年には.230まで持ち直し、昨季は.248だった。他にもジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)など長距離砲が復調した例はあり、デービス復活にも期待はもてる。
 
 数年前まで豪快な本塁打を連発していたデービス。チームはシーズン115敗の昨年に続いて低迷必至な状況で、ファンにとっては明るい話題が欲しいところだ。大砲が再び快音を響かせることができれば、チームもまた息を吹き返すかもしれない。