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ハーパーがレブロン超え!フィリーズは早くもホクホク 新ユニ売り上げが史上最高記録を更新

2019/03/05

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超大型契約で賛否両論ある中、早くもビジネス面で大きな効果

 フィラデルフィア・フィリーズに移籍したブライス・ハーパー外野手の新天地でのユニフォームが、発売から最初の24時間、48時間でともに米プロスポーツ史上最高の売り上げとなったことが分かった。現地複数のメディアが4日(日本時間5日)、報じている。
 
 ワシントン・ナショナルズからフリーエージェント(FA)となり、FA市場の最大の目玉として全米を賑わせたハーパー。市場の停滞によりスプリングトレーニング(春季キャンプ)中盤になっても所属先が決まらなかったが、2日(同3日)にフィリーズと13年総額3億3000万ドル(約368億円)という超大型契約を結んだ。
 
 そしてこの日、米公式サイト『MLB.com』が伝えたところによると、「米スポーツアパレル企業『ファナティクス』によれば、背番号『3』とハーパーの名前が入ったフィリーズのユニフォームが、発売から最初の24時間であらゆるスポーツ選手を上回る史上最高の売り上げを記録した」という。
 
 さらに、米スポーツサイト『ESPN』でも「『ファナティクス』で発売から最初の48時間で史上最高のオンライン売り上げを記録をした」と報道。それまでレブロン・ジェームズ選手(NBA、ロサンゼルス・レイカーズ)が最高だったが、スポーツのジャンルを越えての記録的な売り上げをトップニュースの1つとして伝えている。
 
 なお同企業によれば、それまでジェームズの次ぐ売り上げとなっていたのは、ジャンカルロ・スタントン外野手(MLB、ニューヨーク・ヤンキース)、カリル・マック選手(NFL、シカゴ・ベアーズ)、ジミー・ガロポロ選手(NFL、サンフランシスコ・49ers)。そして、ハーパーのユニフォームの売り上げが特に多い上位3つの都市はフィラデルフィア、ワシントンD.C、ニューヨークだという。
 
 ハーパーは、フィリーズとの契約合意が発表されてからの24時間で試合チケットが10万枚を売り上げたことでも世間を驚かせたが、今度は応援スタイルとして多くのファンが利用するユニフォームでも大きな経済効果を生み出した。長期及び巨額の契約に賛否両論の意見がある中ではあるが、フィリーズにとってはシーズン前に早くもビジネス面で“成功”を収めたと言えるだろう。

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