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ダルビッシュ有、充実のOP戦 2回無安打投球に「プレーオフでも勝つことができる」

2019/03/04

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Getty Images



 シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が3日(同4日)、シカゴ・ホワイトソックスとのオープン戦に先発登板し、2回を無安打無失点の好投。前回の登板で課題に挙がった制球を大幅に改善させた。試合は13-4でカブスが勝利した。
 
 前回登板では安打こそ許さなかったものの制球に苦しみ四球を連発。2失点(自責1)を喫していたダルビッシュだったが、早くも修正能力の高さを見せつけた。
 
 ダルビッシュは、2回27球を投げ3三振を奪うなど、無安打無失点に抑える上々の投球。四球は、初回に許した1個だけだった。この日の直球は、最速約156キロをマーク。昨季22本塁打のホセ・アブレイユ内野手や、ホワイトソックス若手有望株のイーロイ・ヒメネス外野手らとの対戦もあったが、両選手ともに1球で打ち取ってみせた。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、試合後にダルビッシュは「(チームに)少しは貢献できると思う。自分たちは地区でもプレーオフでも勝つことができる」とコメント。復活への自信を覗かせるとともに、チームの躍進にも意欲を見せた。
 
 カブスは昨季、95勝68敗と大きく勝ち越したが、1ゲーム差でミルウォーキー・ブリュワーズとの地区優勝争いに敗れ、ナショナル・リーグ中地区2位に終わっていた。今季もブリュワーズ、セントルイス・カージナルスを相手に僅差での優勝争いが予想されている。
 
 カブスは、今オフ先発陣に目立った補強をしていない。2年ぶりの地区首位奪還は、ダルビッシュがキーマンとなりそうだ。