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MLB永久追放から復活へ レッドソックス・メヒアが3者連続三振でアピール

2019/03/01

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Getty Images



 今年1月にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだヘンリー・メヒア投手が、約4年ぶりにメジャー球団との対戦を果たした。メヒアは3度の禁止薬物規約違反によってMLB機構から永久追放処分を受けていた。米メディア『NBC Sports』が28日(日本時間3月1日)、伝えている。
 
 メヒアは、ニューヨーク・メッツで守護神を務める選手だったが、2015年にドーピング検査で筋肉増強剤スタノゾロールの陽性反応が出たとして、80試合の出場停止処分を受ける。同年7月に処分が明けたが、間もなく再びスタノゾロールとボルデノンの使用が発覚。今度は162試合の出場停止処分が科せられた。
 
 1年間で2度のドーピング違反となったメヒアは、さらに翌年にも違反が発覚し、遂にMLB機構から、史上初となる禁止薬物規約違反による永久追放処分を下されていた。
 
 しかし、昨年7月にMLB機構は、メヒアは十分に反省していると判断して処分を解除。現役選手からの反発もある中、今年1月にレッドソックスとマイナー契約を結んだ。
 
 2015年以来、メジャーリーグ球団との対戦がなかったメヒアだが、28日(同29日)に行われたワシントン・ナショナルズとのオープン戦で9回に登板。3者連続三振で試合を締めくくり、元クローザーとしての実力を証明した。
 
 クレイグ・キンブレル投手がフリーエージェント(FA)で流出し、ブルペンが弱体化している今は昇格のチャンス。だがメヒアは、メジャーのキャンプには参加できないなど厳しい立場にあるのが現状だ。史上初となる永久追放からのメジャー復帰は、茨の道となりそうだ。