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カージナルス、ウィーターズとマイナー契約 オールスター4度の名捕手、今季はモリーナの控えか

2019/02/28

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 セントルイス・カージナルスは、ワシントン・ナショナルズからフリーエージェント(FA)となっていたマット・ウィーターズ捕手とマイナー契約を締結。控え捕手としてプレーさせる見通しだ。米公式サイト『MLB.com』が27日(日本時間28日)、伝えている。
 
 ウィーターズは、2007年にボルティモア・オリオールズからドラフト1位(全体5位)指名されプロ入り。09年にメジャーデビューを果たし、パンチ力のある打撃と強肩を活かした守備で活躍。ゴールドグラブ賞を2度獲得するなど球界を代表する捕手に成長した。
 
 順調にキャリアを積み重ねていたウィーターズだったが、2014年に試合中の送球で右肘の靭帯を損傷。最初は保存療法をしていたが、靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)に踏み切った。
 
 手術後の2016年には17本塁打を放つなど、持ち前の打撃は健在。だが、守備は同年11失策を記録するなど、手術前のような輝きを取り戻せていなかった。昨季は、ワシントン・ナショナルズで76試合に出場し、打率.238、8本塁打、30打点の成績としている。
 
 マイナー契約からの復活を目指したいウィーターズだが、同サイトは「ウィーターズはヤディアー・モリーナのバックアップ役を務めるだろう」としている。モリーナは“メジャー最強捕手”の呼び声高い捕手で、球団生え抜き選手かつリーダー的存在。モリーナの故障離脱がない限り、今季は控え捕手定着を目指すことになりそうだ。
 
 かつてオールスターゲームに4度(2011年、12年、14年、16年)選出されたウィーターズ。今季は、ジョーダン・ヒックス投手ら若い投手も多いカージナルスを陰ながら支える存在となる。