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アレナド、オフを待たずに8年287億でロッキーズと再契約へ 停滞予想のFA市場を避ける方針

2019/02/27

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 コロラド・ロッキーズの主砲ノーラン・アレナド内野手が、同球団と近いうちに契約を延長する可能性が高まっているようだ。今オフにはフリーエージェント(FA)となる27歳だが、近年のFA市場の停滞ぶりなどを考慮し、大型契約で早々と残留を決める方針。公式サイト『MLB.com』が26日(日本時間27日)、伝えた。
 
 アレナドは2013年にメジャーデビュー。初年度から二桁本塁打を放つなど注目を浴びると、その後も順調に数字を伸ばしている。直近4シーズンの平均本塁打は40本、126打点と安定感抜群で、打率も残せるスラッガーだ。キャリア6年間の通算成績は876試合出場、打率.291、186本塁打、616打点、OPS.886。
 
 強肩と広い守備範囲を活かした守備力も抜群で、デビュー以来6年連続でゴールド・グラブ賞を受賞。4度のオールスターゲーム選出、シルバースラッガー賞と、総合力の高い内野手で、FAとなれば争奪戦は確実だ。
 
 しかし、アレナド自身は、停滞する近年のFA市場に出ることには興味が薄い模様。チームメートのチャーリー・ブラックモン外野手が昨季開幕直後に新たな契約を結んだように、アレナドも近いうちにロッキーズとの契約を延長する可能性が高いようだ。
 
 『MLBネットワーク』のケン・ローゼンタール氏によれば、ロッキーズとアレナドの間で交わされるであろう契約の内容は”8年・2億6000万ドル”(約287億円)で、3年目のオプトアウト(選手自身による契約の打ち切りで、これを行った選手はFAとなる)、そして全球団へのトレード拒否条項が含まれているという。
 
 今オフのFA市場ではいまだに去就の決まっていないブライス・ハーパー外野手、長期の争奪戦の末サンディエゴ・パドレスと契約したマニー・マチャド内野手など、大物選手の契約が決まらない状況が続いた。この余波を受け、多くの実績あるFA選手たちも移籍先が決まらなかったり、マイナー契約を余儀なくされたりという事態に陥り、MLB全体の問題となっている。
 
 そんな停滞するFA市場を避ける動きを見せるロッキーズ。若手有望株を育成し、好条件でつなぎとめるのが、今後のMLBのスタンダードになっていくかもしれない。