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ヤンキース、長打力開花のヒックスと契約延長 「最も過小評価されている選手」に7年総額77億円

2019/02/26

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1月に息子誕生でパパに「オムツの費用を心配しなくていい」

 ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ヒックス外野手が新たに7年の契約延長を結んだことが分かった。米公式サイト『MLB.com』が25日(日本時間26日)、伝えている。
 
 現在29歳のヒックスは2013年にミネソタ・ツインズでメジャーデビューを果たし、2016年にトレードでヤンキースに加入。走攻守に優れた外野手で、昨季はそれまで15本塁打が最多だったシーズン本塁打数を大幅に更新する27本塁打をマークし、長打力が一気に開花した。
 
 同サイトによると、ヒックスは7年総額7000万ドル(約77億円)で契約延長。1月に1年600万ドル(約6億6000万円)の契約を結んだばかりだったが、今回の契約延長はその1年契約に代わるものだという。
 
 ヒックスは「私はここにいたい。チームのために戦い競争をしたい。それが契約にサインした主な理由だ」とコメント。さらに、長期の大型契約を結んだことで「オムツにかかる費用を心配する必要はないだろうね。興奮しているよ」とジョークを言いながら1月に誕生した息子の父親としての顔もののぞかせた。
 
 指揮官のアーロン・ブーン監督が「最も過小評価されている選手」と評するヒックス。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMもその実力を認め、「(ヒックスは)試合においてポジティブな影響を与えることができる。我々は彼がチームの一員であることを幸運に思っている」と、ジャンカルロ・スタントンやアーロン・ジャッジら強打者が揃う外野陣の大事なピースとしてヒックスに大きな信頼を寄せている。
 
 ヤンキースはオフに投手、内野手を中心に補強を実行に移したが、確かな実力を持つ戦力の契約延長もチャンピオンを目指す上で大きな“補強”だ。2009年以来10年ぶりの世界一へ向けて視界はさらに明るくなったと言えるだろう。

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