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タイガース“三冠王”カブレラ、手術後初の投手相手に打撃 復活へ意気込み「自分の仕事を」

2019/02/19

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昨年太もも裏と左上腕二頭筋を負傷し手術

 デトロイト・タイガースのミゲル・カブレラ内野手が、昨年6月に左腕二頭筋をを負傷して以来初めて投手を相手に打撃を行った。米スポーツサイト『ESPN』が18日(日本時間19日)、伝えている。
 
 現在35歳のカブレラは、スプリングトレーニング(春季キャンプ)初日にベースランニングと送球練習、そして打撃練習を行い、順調な調整ぶりを見せている。
 
 かつて2012年に打撃三冠(打率、本塁打、打点)を達成しメジャー最強打者と呼ばれたカブレラは「フィールドに戻ってプレーすることができて良い感じだよ」と話し、「今年は怪我をすることができない。自分の仕事をしたい」と今季に懸ける意気込みを語っている。
 
 昨季は太もも裏(ハムストリング)と左の上腕二頭筋を痛め、6月12日(同13日)を最後に戦線を離脱。その後左腕の手術を受けて残りのシーズンを欠場した。また、2017年には鼠蹊部(足の付け根)と背中を負傷しており、ここ2年間はケガによる苦しみを嫌というほど味わってきている。
 
 そして迎えた2019年。カブレラは「肝心なのは健康を維持すること」と話しながら1メートル95センチの身長に対して体重113キロという引き締まった身体で登場。このオフにランニングとウエイトトレーニングを重ねてきたという。
 
 今のところ「指名打者(DH)として“フルタイム”で戦う準備はまだできていない」としているが、「チームがDHで出てほしいと言えばDHで出るし、一塁で出てほしいと言えば一塁で出るよ」と、自信ものぞかせている。
 
 ロン・ガーデンハイヤー監督はカブレラについて「決定は身体の状態を見てから」としており、復帰については慎重な姿勢。それでも、昨季アメリカン・リーグ中地区3位、勝率4割にも届かなかったタイガースにとって通算打率.316、465本塁打を誇るカブレラの復活は待ちに待った吉報だ。

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