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マリナーズ、45歳イチローの調整にも影響か 新加入の俊足外野手スミスが右肘負傷

2019/02/16

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指揮官は若手に目線も、MLB公式「イチローにも早い段階で打席」

 今季からシアトル・マリナーズに加入したマレックス・スミス外野手が、右肘を負傷したことが判明。これを受けてスコット・サービス監督が、スプリングトレーニング(春季キャンプ)の序盤での練習では動きに制限を課す方針を明かした。米公式サイト『MLB.com』が15日(日本時間16日)、伝えている。
 
 スミスは今季がメジャー4年目となる期待の若手選手で、俊足を生かして昨季はタンパベイ・レイズで40盗塁をマーク。打率もキャリア最高の.296と確実性も備えており、今季の活躍も期待されている。
 
 昨年12月にトレードによってマリナーズに加入したが、同サイトによれば「スプリングトレーニングの数週間前に“投げ過ぎ”によって右肘を負傷」。守備練習に参加することができなくなったが、打撃練習はできるという。
 
 サービス監督は「彼はゆっくりプレーさせるつもりだよ。(スプリングトレーニングを前に)少し熱心にスローイングをしてしまったようだ。外野での守備練習を始めるのは遅くなるだろう」とコメントし、期待の新戦力の出遅れを残念がった。
 
 それでも、同監督によればこの事態はカイル・ルイス外野手やシード・ロング外野手、ブレイデン・ビショップ外野手、ドム・トンプソン・ウィリアムズ外野手、ジェイク・フレイリー外野手、といった若手有望選手にとって多くのチャンスを生み出すという考えを示している。
 
 また、同サイトではマイナー契約を結んだ45歳のイチロー外野手にも「早い段階で打席を設けさせるかもしれない」として、同選手のメジャー復帰へ向けた可能性を感じさせた。
 
 マリナーズは、3月20日~21に日本でオークランド・アスレチックスとの開幕戦を行うため、調整期間が他チームより比較的短くなる。このスプリングトレーニング期間中の、スミスの回復とともに若手選手の台頭、そしてイチローの今後の調整具合に注目が集まる。