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リアルミュートが新天地でスタート! 「優勝に向けてプレーすることに今からわくわくしている」

2019/02/13

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Getty Images



 フィラデルフィア・フィリーズ入りが決まったJ.T.リアルミュート捕手が入団会見で今オフを振り返るとともに、今季に向けてコメントした。昨オフから自身のトレードを志願しており、ついに実現した形に喜びを隠せなかった。公式サイト『MLB.com』が12日(日本時間13日)、伝えた。
 
 リアルミュートの前所属であるマイアミ・マーリンズは、主力選手を放出して若手有望株を集める”チーム再建”状態で、昨季は最下位に沈んだ。そんな中、打率.277、21本塁打、74打点と1人気を吐いたリアルミュートは、昨オフに続き自身のトレードを志願。ここまで多数の噂が流れたが、結果的にはホーヘイ・アルファロ捕手と若手投手2人、金銭との交換トレードでフィリーズ入りが決まった。
 
 今オフについてリアルミュートは、「ストレスを感じる場面もあったし、難しい局面が続いたが、このような結果になったことにとても満足している」とコメント。フリーエージェント(FA)市場の停滞の影響を受け、スプリング・トレーニング入り直前まで移籍先が決まらなかったのは相当な負担だったようだ。
 
 家族や親戚との食事中にトレードの知らせを受けたというリアルミュートは、すぐに移動開始。会見では、「本当に正直な気持ちとしては、優勝に挑むチャンスのある球団でプレーすることにとてもわくわくしている」と語った。
 
 また、ホーム球場がマーリンズ・パークからシチズンズ・バンク・パークになることについても言及したリアルミュート。ホームのマーリンズ・パークではキャリア通算打率.244、出塁率.292、長打率.384、OPS.676と平凡な成績で、一方のビジター球場では打率.310、出塁率.358、長打率.494、OPS.852と素晴らしい成績を残していた。”投高打低”になりがちな本拠地から、打者有利の球場へ。今季の打撃成績は飛躍的に向上する可能性を秘めている。
 
 リアルミュートは、「マーリンズ・パークでは、スタンド一直線と確信したような打球を、センターのオデュベル・ヘレーラがダイブしてグラブに収める場面を何度も経験してきた」と新たなチームメイトの名前を挙げてジョークを飛ばし、早くもチームに溶け込む姿勢を見せた。
 
 会見の最後には、世界一を狙う今季に向け、「このオフの新戦力の加入により、今季は実力を証明しなければならないシーズンになる。そして、我々が実力者であることは間違いなく証明されるだろう」と力強く語った。強打の正捕手候補の加入でフィリーズは一気に加速することはできるだろうか。