大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » マット・チャップマン、開幕までに復帰濃厚! 昨季守備指標MLBトップの男が東京ドームでの開幕戦出場へ

マット・チャップマン、開幕までに復帰濃厚! 昨季守備指標MLBトップの男が東京ドームでの開幕戦出場へ

2019/02/11

text By

photo

Getty Images



 オークランド・アスレチックスのマット・チャップマン内野手が今季開幕までに怪我から復帰し、東京ドームで行われるシアトル・マリナーズとの開幕戦にも出場できる可能性が高いことがわかった。昨季守備指標でMLBトップの数値を叩き出した名手で、現在はリハビリを進めている。公式サイト『MLB.com』が10日(日本時間11日)、伝えた。
 
 チャップマンは24歳で迎えた2017年にアスレチックスでメジャーデビュー。84試合に出場し、打率.234、14本塁打、40打点を記録した。三塁のレギュラーに完全定着した昨季は145試合に出場し、打率.278、24本塁打、68打点と打撃面が向上。三振が146個と非常に多いのが課題だが、42二塁打も記録するなど長打力を武器に活躍している。
 
 スラッガーとして今後ますますの成長が期待されるチャップマンだが、最大の武器は抜群の守備力だ。昨季の失策数は20で守備率.959とあまり良くないように見えるが、DRS(守備防御点=平均的な野手が守った場合に比べ何失点減らしたか)は脅威の29を記録。MLB全体のトップに立った。
 
 この指標のランキングでは2位のアンドレルトン・シモンズ内野手(ロサンゼルス・エンジェルス)、ニック・アーメッド内野手(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)がともに遊撃で21だったことを考えるとチャップマンの守備力の突出度がわかりやすい。また、三塁手に限れば、チャップマンに次ぐのは、7を記録したヨハン・カマーゴ内野手(アトランタ・ブレーブス)だった。
 
 そんなチャップマンだが、昨年10月に右手親指、12月には左肩関節の手術を受けた。守備に関しては問題なくこなしているものの、打撃面で不安が残るためリハビリ中で、やや遅れて調整を進めている。しかし、『MLB.com』によると、チャップマンは「開幕までに準備ができることを確信している」と発言しており、後れを取りながらも間に合わせる予定のようだ。
 
 日本・東京ドームで行われ、イチロー外野手や菊池雄星投手らの出場に期待がかかる今季のアスレチックス対マリナーズの開幕戦。注目すべきは日本人選手たちだけではない。