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ヤンキース、マチャドに総額242億円オファー 様々な懸念も“音なき争奪戦”決着へ前進か

2019/02/09

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MLB球団のGMを歴任した男が証言

 ニューヨーク・ヤンキースが、今オフのフリーエージェント(FA)市場の目玉となっているスター選手、通算175本塁打のマニー・マチャド内野手に対して、7年あるいは8年で総額2億2000万ドル(約242億円)のオファーを申し出たことが分かった。米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
 
 ロサンゼルス・ドジャースからFAとなりながら、スプリングトレーニング(春季キャンプ)が始まる2月に入っても未だに今季の所属先が決まっていない。しかし、ここに来て大きな動きがあった。
 
 同サイトが地元メディア『SNY』の報道として伝えたところによると、かつてニューヨーク・メッツなどでGMを務めたジム・ドゥケット氏が「ヤンキースがマチャドに対して7年から8年の期間で総額2億2000万ドル(約242億円)のオファーを出した」と語ったという。しかしながら、加えて「まだ多くの球団が候補。しかも他球団はヤンキース以上に話を進めている」と依然として多くの球団が獲得の候補として存在しているとも示している。
 
 また『SNY』は「マチャドは昨夏にドジャースと契約する前からヤンキースでプレーすることを好んでいた」と報道。それでも、『MLB.com』は「ヤンキースの内野陣には現在ミゲル・アンドゥハー内野手や、今オフに獲得したトロイ・トロウィツキー内野手、D.J.ラメイヒュー内野手がおり、一見マチャドの入る隙はなさそう」としながらも、「オーナーのハル・スタインブレナー氏は必ずしもチームの“グレードアップ”を終えていないことを明らかにしている」と、獲得へ向けた意向を完全には否定していないことを伝えている。
 
 そして、『MLB.com』は「マチャドの獲得候補のファイナリストとみられる他の球団はフィラデルフィア・フィリーズとシカゴ・ホワイトソックス。しかし、マチャド側は3億ドル(約330億円)を超える契約を求めており、現在この数字に近いオファーは報告されていない」として、ヤンキースが長期&高額オファーを出しながらもマチャドの要求とは“開き”があり、実際にどの球団が獲得するかは未だに分からない状況となっている。
 
 ヤンキースがマチャドを獲得すれば、メジャー最強の内野陣が出来上がる一方で、実績を持つ優れた選手がレギュラーから外れる可能性も懸念される。チーム年俸総額の高騰はぜいたく税を生む可能性を孕んでいるが、結果が期待される選手が試合に出られないかもしれないとなると、その選手にしてみれば気が気ではない。噂レベルの報道が多く飛び交う、マチャドを巡る“音なき争奪戦”は果たしてどんな結果が待っているのだろうか。