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リアルミュートの加入でフィリーズ打線はどうなる? 今季のスターティングメンバーを公式サイトが予想

2019/02/08

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 公式サイト『MLB.com』は7日(日本時間8日)、マイアミ・マーリンズのJ.T.リアルミュート捕手がフィラデルフィア・フィリーズに加入することを受け、同チームの今季のスターティングメンバーを予想する記事を発表。上位打線には新戦力が並び、破壊力抜群だ。
 
 『MLB.com』のジャマール・コリアー氏による予想スタメンは以下の通り。
 
1.(左)アンドリュー・マカッチェン(ニューヨーク・ヤンキースから加入)
2.(遊)ジーン・セグーラ(シアトル・マリナーズから加入)
3.(捕)J.T.リアルミュート(マイアミ・マーリンズから加入)
4.(一)リース・ホスキンス
5.(中)オデュベル・ヘレーラ
6.(三)マイケル・フランコ
7.(右)ニック・ウィリアムズ
8.(二)セザー・ヘルナンデス
9.(投)
 
 昨季のフィリーズはチームwRC+(打者が打席あたりに産み出した得点の傑出度。リーグの平均的な打者は100となる)91を記録。MLB全体でワースト4位の得点能力にとどまった。
 
 昨季フィリーズで正捕手を務めたホーヘイ・アルファロ捕手はこの指標で96を記録したが、リアルミュートは126。正遊撃手のスコット・キンガリー内野手の62に対し、セグーラは111。レフトを守って129をマークしたホスキンスはファーストにコンバートとなる予定で、ファーストを守ったカルロス・サンタナ内野手の記録した109と比較すると、マカッチェンは120だった。
 
 特にGMのマット・クレンタック氏は「リアルミュートは現在最高の捕手だと思う」と絶賛しており、特に打力不足になりがちな捕手に強打者を獲得できたことを高く評価している。
 
 さらに記事では、ワシントン・ナショナルズからフリーエージェント(FA)のブライス・ハーパー外野手、ロサンゼルス・ドジャースからFAのマニー・マチャド内野手のいずれかが加入する可能性もあると言及。もしwRC+105のフランコに代わって141のマチャド、103のウィリアムズの代わりとして135のハーパー、いずれかでもオーダーに入ることになれば、さらに圧倒的な戦力となりそうだ。
 
 新加入の選手からなる上位打線は昨季のそれと比にならないほどの得点力を生み出すことが期待され、課題の打線は強みと言えるレベルにまでなるかもしれない。大胆な補強策に動くフィリーズが、地区制覇、そしてワールドシリーズ優勝を虎視眈々と狙う。