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中堅手トラウトは「疑いようのないNo.1」 MLBポジション別ベストランキングが発表

2019/02/03

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Getty Images



昨季大ブレイク選手から最強ベテラン投手まで名選手がズラリ

 米メジャーリーグ専門チャンネル『MLBネットワーク』が2日(日本時間3日)、各ポジションごとに現在のベスト選手をランキングする企画を実施。昨季大ブレイクを飾った選手や既に殿堂入りも噂される選手などメジャーを代表する選手たちが選ばれた。
 
 各ポジションごとにランキング1位に選ばれた選手は以下の通り。なお、遊撃手、リリーフ投手については後日ランキングされることになっている。
 
投手:マックス・シャーザー(ナショナルズ)
捕手:バスター・ポージー(ジャイアンツ)
一塁手:ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
二塁手:ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)
三塁手:ホセ・ラミレス(インディアンス)
右翼手:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
中堅手:マイク・トラウト(エンゼルス)
左翼手:J.D.マルティネス(レッドソックス)
 
 この結果について、米公式サイト『MLB.com』は、特に中堅手として1位に選ばれたトラウトに関して「疑いようのないナンバー1」としており、コディ・ベリンジャー外野手(ドジャース)、ロレンゾ・ケイン外野手(ブリュワーズ)らを差し置いて堂々のトップに立った。
 
 また番狂わせが起こったと言えるのが右翼手でのランキングだ。昨季アメリカン・リーグMVPのムーキー・ベッツ外野手(レッドソックス)が2位になり、ジャッジにトップの座を譲っている。
 
 この理由について同サイトは、過去2年間の成績を考慮すると、本塁打数とWRC+(打者が打席あたりに産み出した得点の傑出度。リーグの平均的な打者は100となる)でジャッジが大きく上回っていることを理由に挙げ、さらに「ベッツの守備は素晴らしいが、ジャッジもハイレベルな(守備の)外野手だ」と付け加えている。
 
 その他にも、昨季39本塁打を放ち大ブレイクしたラミレスやジャイアンツを3度の世界一に導いたポージーなど名選手もランクインしている。
 
また投手では、サイ・ヤング賞を3度受賞し既にレジェンド的な存在とも言えるシャーザーが、昨季圧倒的な成績を残したジェイコブ・デグロム投手(メッツ)やクリス・セール投手(レッドソックス)らを退け見事トップに立った。既に34歳とベテランながら毎年成績を向上させるなどメジャー最強投手としてその名を轟かせている。
 
 現段階での実力はランキング通りかもしれないが、今季シーズン終了後に選出されるゴールドグラブ賞やシルバースラッガー賞などと比較するのもファンに楽しみの1つになるにだろう。