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ドジャース、ポロックと4年約60億円で正式契約 得点力増に期待「3点以上挙げれば」

2019/01/27

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同地区のライバル球団に移籍「ずっと見ていた」

 ロサンゼルス・ドジャースが26日(日本時間27日)、アリゾナ・ダイヤモンドバックスからフリーエージェント(FA)になっていたA.J.ポロック外野手と4年5500万ドル(約60億5000万円)で正式契約を結んだ。同日に米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
 
 ポロックは、今季がメジャー8年目の31歳。これまでダイヤモンドバックス一筋でプレーしてきたが、初めて新天地に移ることになった。2015年には自己最多となる157試合に出場し、打率.315、20本塁打、76打点、39盗塁をマーク。昨季は113試合の出場にとどまったが、本塁打は自己最多を更新する21本を放っていた。
 
 同サイトによると、ドジャースはポロックと4年5500万ドル(約60億5000万円)で正式契約を結び、5年目については選手側に選択権があるという。ドジャースの編成総責任者であるアンドリュー・フリードマン氏は、同選手を獲得したことを受けて「今年は本当に良いチーム。非常にバランスの取れたチームになると思う」と自信をのぞかせている。
 
 さらに、「昨年は今までで最も才能のあるチームだったと思うが、いくつかの点で一貫していなかった。我々にとって大きな課題は、0~2得点という試合を避けること。3得点以上挙げることができれば、ピッチングスタッフとともに多くの試合に勝つことになるだろう。そのためにもA.J.は非常にチームに合っていると感じている」と、昨季の課題を挙げながら、ポロックを獲得したことで得点力アップに期待している。
 
 また、同氏はポロックを中堅手として毎試合出場させることを考えており、コディ・べリンジャー内野手を両翼と一塁で併用しながら、ジョク・ピーダーソン外野手、クリス・テイラー内野手、エンリケ・ヘルナンデス外野手、アレックス・バデューゴ外野手を左翼の位置で併用していくというプランを示した。
 
 同地区のライバル球団へ移籍する運びとなったポロックは、「嘘をつくつもりはない。ずっとドジャースを見ていた」と話し、「ドジャースが持つ“勝利の文化”は、自分にとってこれ以上ない良いものだ。とてもしっくりきている」とナショナル・リーグ西地区6連覇という常勝軍団の仲間入りに意気込んでいる。
 
 ドジャースは、今オフにヤシエル・プイーグ外野手、マット・ケンプ外野手の主力2選手をトレードで放出。この状況でポロックを獲得したことで若手選手の競争意識をさらに煽り、2年連続ワールドシリーズ敗退という悔しさを払しょくして、31年ぶりの世界一を達成することができるだろうか。