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最強先発陣を持つレッドソックス、キンブレルとの再契約に否定的 クローザーに多額の費用かけず

2019/01/20

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コーラ監督は自信「任せられる投手いる」

 ボストン・レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー編成総責任者が、クローザーに対して多額の費用をかける意思がないことを明言した。19日(日本時間20日)、米スポーツサイト『ESPN』が報じている。
 
 アメリカン・リーグ東地区のライバルであるニューヨーク・ヤンキースが強気の補強を進める中、レッドソックスの編成総責任者であるドンブロウスキー氏は「クローザーに多くのお金を使おうとは思わない」とコメント。
 
 昨季まで所属し、オフにフリーエージェント(FA)となった通算333セーブのクレイグ・キンブレル投手が長期、そして多額の契約を求めているとされる中、この発言によってキンブレルとの再契約の可能性が低いことがうかがえる。
 
 一方、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は「我々は9回、そして7、8回を任せられる投手たちがいると感じている」としており、加えて「ヤンキースは素晴らしいブルペン陣を持っているが、我々も素晴らしい先発ローテーションを持っている。先発ローテーションではどこにも負けない」と断言。
 
 現時点で昨季12勝のクリス・セール投手、17勝のリック・ポーセロ投手、16勝のデビッド・プライス投手、13勝のエデュアルド・ロドリゲス投手、そしてポストシーズンで好投した剛腕ネイサン・イオバルディ投手と揃っている先発陣の層の厚さに絶対の自信をのぞかせた。
 
 昨季のワールドシリーズ王者は、その現有戦力との契約を続々と締結させ、今季の戦いに臨もうとしている。今後開幕までにクローザーを補強し、さらなるチーム力アップを図るのか、その動向とシーズンの戦いぶりに注目だ。