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ヤンキース入りのトロウィツキー、“繋ぎ”の正遊撃手へ 球団GM「力の限りを見せてくれる」

2019/01/05

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昨年は全休…グレゴリアス復帰まで“定位置”をこなせるか

 
 ニューヨーク・ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、新加入のトロイ・トロウィツキー内野手を正遊撃手として期待していることを明かした。米メディア『ESPN』が4日(日本時間5日)、伝えている。
 
 トロウィツキーは先月11日(同12日)にトロント・ブルージェイズを解雇され、移籍先を探していたところ、4日(同5日)にヤンキースが獲得した。
 
 同メディアによると、キャッシュマン氏はトロウィツキーについて「来月からのスプリングトレーニング(春季キャンプ)でヤンキースの正遊撃手となるチャンスが開かれている」と述べ、トロウィツキーを今年の正遊撃手としても見ていることを明言した。
 
 トロウィツキーは、2006年にコロラド・ロッキーズでメジャーデビューすると、強打と卓越した守備でメジャー屈指の遊撃手に成長。しかし近年は度重なる故障で試合出場機会が激減し、昨年は足首の手術を受け全休していた。
 
 また、ヤンキースは本来の正遊撃手であるディディ・グレゴリアス内野手が昨年10月に受けた右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)の影響で復帰がシーズン中になることもあり、トロウィツキーはそれまでの“繋ぎ”の選手としてもみられている。
 
 このことについてキャッシュマン氏は「彼もディディが正遊撃手であること、故障も経験してきたことも知っている。だからこそ穴埋めができることを待ち望んでいるだろうし、力の限りを見せてくれるだろう」と述べ、グレゴリアスの復帰までの正遊撃手として大きな期待を寄せた。
 
 ヤンキースの遊撃は故フィル・リズート氏やデレク・ジーター氏など数々の名選手を輩出してきたポジション。トロウィツキーは伝統あるポジションで再び一花咲かせることができるだろうか。