データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



FAのキンブレル、Rソックスは価値下落まで待つ姿勢 今オフの救援投手市場もついに動き出す

2018/12/21

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , , ,



 ボストン・レッドソックスは、同球団からフリーエージェント(FA)となっているクレイグ・キンブレル投手について、条件次第で再契約の可能性を示した。アンドリュー・ミラー投手がセントルイス・カージナルスと契約間近と報じられたことで、ついに救援投手たちの交渉も本格化しそうだ。公式サイト『MLB.com』が20日(日本時間21日)、伝えた。
 
 レッドソックスは今季、レギュラーシーズン108勝を挙げてアメリカン・リーグ東地区を制覇。ポストシーズンも勝ち抜き、5年ぶりの世界一に輝いた。キンブレルは抑え投手として63試合登板、62回1/3を投げて防御率2.74、5勝1敗42セーブ、奪三振96と安定した数字を残した。また、5月には29歳11か月でMLB史上最年少での通算300セーブを達成した、”MLB現役最強クローザー”だ。
 
 キンブレルは、レッドソックスの提示したクオリファイングオファー(元の在籍球団が優先的に”単年・指定の金額”でFA選手に提示できる条件)を拒否した。実績を武器に、”5年・1億ドル(約111億円)”規模の長期契約を望んでいる。しかし、30歳という年齢に加えて通算542試合登板と、勤続疲労の可能性は高く、ここまで希望通りの契約を提示した球団はなかった。
 
 交渉が本格化していなかったのはキンブレルだけではない。救援投手全体のFA交渉が始まっておらず、各球団が互いに出方を伺っている状況だった。しかし、20日(同21日)、クリーブランド・インディアンスからFAとなっていたアンドリュー・ミラー投手がセントルイス・カージナルスと契約間近との報道があった。このことで、救援投手陣の移籍交渉も始動しそうだ。
 
 レッドソックスの編成総責任者デーブ・ドンブロウスキー氏は、キンブレルについて、すぐに動くことはないと改めて強調。もし希望の年俸額が下がるようなことになれば、再契約のための交渉に本腰を入れる可能性はありそうだ。
 
 仮に、他球団がキンブレルとの契約まとめた場合、レッドソックスは他の選手を獲得しに行くと見られる。新守護神候補は、ニューヨーク・ヤンキースからFAのデービッド・ロバートソン投手とザック・ブリットン投手、コロラド・ロッキーズからFAのアダム・オッタビーノ投手、クリーブランド・インディアンスのコーディ・アレン投手らの名前が挙げられる。
 
 2年連続の栄冠を目指すレッドソックスにとって、絶対的守護神の存在は必須項目。フェンウェイ・パークの最終回に立ちはだかるのはどの投手になるだろうか。