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ナショナルズ、一発魅力のアダムスと1年契約 半年ぶりの古巣復帰「興奮して言葉を失う」

2018/12/19

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「去年よりも確実に良くなる」躍進に意欲

 ワシントン・ナショナルズは18日(日本時間19日)、今季途中まで同球団に所属し、オフにセントルイス・カージナルスからフリーエージェント(FA)となっていたマット・アダムス内野手と1年契約を結んだことを発表した。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、現在30歳のアダムスはナショナルズと1年300万ドル(約3億3000万円)で契約を締結。2020年の契約は球団に選択権がある。
 
 2012年にカージナルスでデビューし、長打力を武器に活躍する一塁手のアダムスは、2年目の2013年に打率.284、17本塁打、51安打をマーク。2017年は途中でアトランタ・ブレーブスへ移籍するも2チームで計20本塁打と自己最多を更新した。
 
 今季は開幕から所属したナショナルズで18本塁打。しかし7月に再び古巣のカージナルスに移籍していた。今季成績は121試合の出場で打率.239、昨季を上回る21本塁打、57打点。本塁打を打てる能力だけでなく、これまでメジャー7シーズンで打率.270以上をマークした年は3度、そのうち.280台が2度ある。
 
 アダムスは記者による電話取材に応じ、半年ぶりの古巣復帰について「興奮して言葉を失っているよ」と喜びのコメント。そして「マイク・リゾーGMが今オフにこれまで行ってきた補強で、チームは去年よりも確実に良くなるだろう」と躍進に意欲を示した。
 
 ナショナルズは、主砲のブライス・ハーパー外野手がFAとなり、長打力の面で懸念があったが、「ポストシーズン進出、そしてワールドシリーズ制覇を(ワシントン)DCにもたらす」と宣言するアダムスの加入で課題克服といきたいところだ。