データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



メッツ・シンダーガード、残留へ! マーリンズ・リアルミュートとのトレードが破談

2018/12/19

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , ,



 トレードが噂されていたニューヨーク・メッツのノア・シンダーガード投手が、来季も同球団の一員として戦うことになりそうだ。メッツは、シンダーガードとマイアミ・マーリンズのJ.T.リアルミュート捕手との交換トレードを拒否した模様だ。米メディア『ブリ―チャー・リポート』が18日(日本時間19日)、伝えた。
 
 シンダーガードは、2015年にメジャーデビューした先発右腕で、100マイル(約161キロ)を超える速球が武器の剛腕。翌年には14勝をあげる活躍でオールスターゲーム選出を果たすなど、一気にメジャー屈指の先発へと成長した。しかし、昨年は怪我の影響からわずか7試合登板にとどまる。復活を期した今季は、右手靱帯の故障、手足口病での離脱がありながら、25試合登板、154回1/3を投げて13勝4敗、防御率2.97、奪三振155を記録した。
 
 エース格のシンダーガードだが、怪我がちであること、2021年オフにフリーエージェント(FA)となることから、今オフにトレードに出される可能性が指摘されていた。先発陣の強化を狙うサンディエゴ・パドレス、シンシナティ・レッズ、ニューヨーク・ヤンキース、コロラド・ロッキーズ、ミルウォーキー・ブリュワーズなど、多数の球団が獲得に乗り出すと噂されていた。
 
 そんな中、最も有力とされていたトレードが、ヤンキース、マイアミ・マーリンズとの”3角トレード”だ。内容は明らかにはなっていないものの、シンダーガード、マーリンズのJ.T.リアルミュート捕手、ヤンキースのミゲル・アンドゥーハー内野手ら、スーパースターが絡む大型トレードとの噂だった。
 
 ヤンキースは、先発投手陣の強化が必須項目。また、ロサンゼルス・ドジャースからFAのマニー・マチャド内野手の獲得も視野に入れていることから、今季新人王投票2位のアンドゥーハー放出にも前向きだった。マーリンズは”チーム再建”の真っ最中で、主力のリアルミュートを放出、若手のアンドゥーハーを獲得したい目論見があった。
 
 しかし、状況は一変。16日(同17日)、メッツはフィラデルフィア・フィリーズからFAとなっているウィルソン・ラモス捕手と契約合意に至ったと発表した。31歳の強打の捕手を獲得したメッツにとって、リアルミュートをこれ以上追いかける必要がなくなった模様だ。
 
 また、ヤンキースは同球団からFAとなっていた先発左腕のJ.A.ハップ投手と契約合意。ルイス・セベリーノ投手、田中将大投手、C.C.サバシア投手、ジェームス・パクストン投手と合わせ、先発ローテーションの5人の枠が埋まった形になった。この結果、シンダーガードを獲得する必要性はかなり低くなった。
 
 マーリンズは、3角トレードが破談となった後も、シンダーガードとリアルミュートの1対1のトレードに前向きだったようだ。しかし、『ブリ―チャー・リポート』によれば、こちらの案も破談となった模様で、シンダーガードのメッツ残留はほぼ確実となった。
 
 慣れ親しんだチームで頂点に挑む”雷神”。先発としてフル回転すれば、メッツの世界一も見えてくるだろう。