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ホワイトソックス、守備率.997の“鉄壁捕手”と1年契約合意 米複数メディアが報じる

2018/12/16

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絶望的な選手層に光明もたらすか

 シカゴ・ホワイトソックスが、デトロイト・タイガースからフリーエージェント(FA)となっていたジェームズ・マッキャン捕手と1年250万ドル(約2億7500万円)で合意したことが分かった。14日(日本時間)、米メディア『Yahoo Sports』など現地の複数のメディアが報じている。
 
 ホワイトソックスは、今オフこれまでにトレードでリリーフ右腕のアレックス・コロメ投手、先発右腕のイバン・ノバ投手、2年連続20本塁打以上のヨンダー・アロンソ内野手を獲得。そして、今回いよいよ扇の要である捕手の補強に手を伸ばした。
 
 現在28歳のマッキャンは、2014年にタイガースでメジャーデビュー。2年目の2015年に114試合の出場を果たすと、3年には自身初の2桁本塁打となる12本塁打をマーク。今季は118試合に出場し、打率.220、8本塁打、39打点。打撃は非力だが、捕手として守備率が通算.997と優秀な点は魅力的だ。
 
 ホワイトソックスはコロメをマリナーズから獲得した際に、今季捕手として最多出場していたオマー・ナルバエスを放出。2番目に多かったケイバン・スミスもロサンゼルス・エンゼルスに放出していた。
 
 現在は今季49試合に出場し6本塁打を記録したウェリントン・カスティーヨ捕手とメジャー出場経験のないセビー・ザバラ捕手しかおらず、選手層としては絶望的な状態だ。それだけに、メジャー5年間の経験を持つ捕手は是が非でも欲しい存在だった。
 
 今季100敗(62勝)を喫したホワイトソックスだが、守備力の優れた捕手の補強が上位進出に繋がっていくか、大きな期待がかかる。