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ナショナルズ、補強ポイント「二塁手」に絞る 候補者は16年首位打者のラメイヒューら4人

2018/12/16

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 ワシントン・ナショナルズが、補強ポイントを「二塁手」に絞っている可能性があることが分かった。14日(日本時間15日)、米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
 
 同サイトによれば、地元紙『ワシントン・ポスト』が、ナショナルズがより安価でフリーエージェント(FA)となっているD.J.ラメイヒュー内野手、ブライアン・ドージャー内野手、ジョシュ・ハリソン、ジェド・ラウリー内野手のいずれかの選手の獲得を探っていると報じているという。
 
 30歳のラメイヒューは、メジャー8年目の今季はコロラド・ロッキーズで打率.276、15本塁打、62打点、6盗塁。2016年には打率.348で首位打者となった。守備でも今季を含めて3度のゴールドグラブ賞を受賞するなど優れた能力を持っている。
 
 31歳のドージャーは、今季ミネソタ・ツインズからシーズン途中にロサンゼルス・ドジャースに移籍。異なるリーグでのプレーとなったが、打率.215、21本塁打、72打点の成績を残した。2016年には42本塁打をマークするなど長打力が武器だったが、今季ドジャースで初めてナショナル・リーグに所属してからは5本塁打にとどまり、同じナ・リーグのナショナルズで持ち味を発揮できるかは疑問だ。
 
 同じく31歳のハリソンは、これまでピッツバーグ・パイレーツ一筋で活躍し、メジャー8年間で通算打率.277、52本塁打、269打点、75盗塁。守っては二塁手として8年間で守備率.985とポジション別では最も高い。
 
 ラウリーは、これらの候補の中で最年長となる35歳だが、最近2年間で通算打率.272、出塁率.356、長打率.448とこれはキャリアの中で最高の数字だった。派手さはないが、スイッチヒッター(両打ち打者)としてこれまでボストン・レッドソックス、オークランド・アスレチックスなどで活躍し経験豊富だ。
 
 今オフ、先発左腕のパトリック・コービン投手を6年契約で獲得したナショナルズは、現在二塁手としてウィルマ―・ディフォ内野手とハウィ・ケンドリック内野手がいる。
 
 しかし、ディフォは3年目で数字が伸びず、ケンドリックは今季打率.303ながら出場は故障により40試合にとどまった。確固たる二塁手を補強することで、チーム力のアップを図っていきたいところだ。