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インディアンス、ナショナルズから若手獲得でチーム強化なるか ゴームズの交換相手となった3選手とは

2018/12/03

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 クリーブランド・インディアンスは、ヤン・ゴームズ捕手に対してワシントン・ナショナルズから3人の若手を獲得するトレードが成立したと発表した。ジェフリー・ロドリゲス投手を初めとする若手3人は来季以降、どのような活躍を見せてくれるだろうか。米メディア『ESPN』が2日(日本時間3日)、伝えた。
 
 ゴームズは2012年、トロント・ブルージェイズでメジャーデビュー。同年オフにインディアンスに移籍すると、2014年には135試合、打率.278、21本塁打、74打点を挙げてシルバースラッガー賞に輝いた。今季は112試合出場、打率.266、16本塁打、48打点でオールスターゲームに選出された。
 
 ナショナルズから移籍するのはロドリゲスに加え、傘下マイナーに所属するダニエル・ジョンソン外野手、そして今後決定されるもう1人の予定。
 
 ロドリゲスは25歳の右腕投手で、今季メジャーデビュー。デビュー戦となった6月3日(日本時間4日)のアトランタ・ブレーブス戦では先発で4回2/3を被安打4、奪三振3で無失点に抑える好投を見せた。シーズン通算では14試合に登板して52回を投げ、3勝3敗、防御率5.71を記録した。直球の平均球速は95.3マイル(約153キロ)を誇る。
 
 ジョンソンは23歳、左投げ左打ちの外野手で、今季はAA級でシーズンを送った。今季成績は96試合出場、打率.269、7本塁打、19二塁打、35打点、22盗塁を記録。小柄な俊足巧打タイプではありながら、ホームランを打てるパンチ力も兼ね備える有望株だ。
 
 インディアンスは2016年にはアメリカン・リーグ制覇を成し遂げたものの、その後2017年、2018年はリーグ優勝決定シリーズで敗退。今オフはエースのコーリー・クルーバー投手らをトレードするという噂が流れるなど、来季以降は一皮むけるためにチーム作りを模索中だ。特に、外野手と救援陣の強化は必須項目で、今回のトレードに至ったと見られる。
 
 今回のトレードで、インディアンスが手にする新たな戦力たちが、数年後にはチームを担う中心選手になっていることも十分にあり得そうだ。