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マリナーズ、カノーとディアズのメッツ移籍合意 今オフ主戦力を次々放出で再建モード一直線

2018/12/02

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計7選手と22億円が絡む大型トレード

 シアトル・マリナーズのロビンソン・カノー内野手とエドウィン・ディアズ投手について、ニューヨーク・メッツへのトレード移籍が合意に達したと、1日(日本時間2日)に米公式サイト『MLB.com』が報じた。
 
 同サイトによると、マリナーズはカノーとディアズの2人に加えて、カノーの年俸を相殺するための2000万ドル(約22億円)をメッツに明け渡し、その見返りとしてジェイ・ブルース外野手、アンソニー・スウォーザック投手、ガーソン・バティスタ投手、球団の若手有望株ランク3位であるジャレッド・ケレニック外野手、同4位のジャスティン・ダン投手を獲得する。
 
 カノーは今季、薬物規定違反による80試合の出場停止や右手小指骨折などに見舞われたが、最終的に打率.303、10本塁打、50打点をマーク。通算でも311本塁打、1233打点を記録し、8度のオールスター選出を誇る。しかし、36歳という年齢と高年俸から今後の動向が注目されていた。
 
 一方、ディアズは24歳で迎えた今季73試合に登板し、速球やスライダーを武器にアメリカン・リーグ最多となる57セーブをマーク。防御率も1.96と抜群の安定感でチームに貢献していた。メッツとしてはクローザーだったジューリス・ファミリアをシーズン途中で放出したということもあり、ディアスがその後釜として据えられることが予想される。
 
 マリナーズは、今オフだけでカノー、ディアズの他、マイク・ズニーノ捕手、ジェームズ・パクストン投手、アレックス・コロメ投手と主戦力となっていた選手を次々に放出。その代りとして若手選手を多く獲得したことにより、来季はチーム再建をテーマにしたシーズンとなることがほぼ確実になったといえる。