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インディアンスのバウアーは“コスパ”抜群? 自身のトレードに持論を展開

2018/11/30

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 クリーブランド・インディアンスのトレバー・バウアー投手が、自身のトレードについての持論を述べた。米公式サイト『MLB.com』が29日(日本時間30日)、伝えている。
 
 今季、28試合に登板し、12勝6敗、防御率2.21、221奪三振の活躍をみせたバウアー。インディアンスには、コーリー・クルーバー投手、カルロス・カラスコ投手といったエース級の投手がいるが、そのどちらにも引けを取らない成績を残した。
 
 今季キャリアハイの成績を残した右腕は、自身がトレードされる可能性があることに対して、インディアンスに在籍させておくべきだとする持論を展開した。
 
 まず、“コストパフォーマンス”の高さをアピール。27歳のバウアーは今季、年俸が3投手の中で最も安く、防御率を大きく改善させるなど成績は上昇した。一方、32歳のクルーバーと31歳のカラスコは、高いレベルで昨季と同等の成績。年俸や年齢を加味すると、来季さらに成績を伸ばし、年俸以上の活躍をする可能性が高いのは前者であると指摘した。
 
 さらに、インディアンスとの契約が2020年までであることにも言及。オフにFAとなれば、年俸の高騰は必至であることから、「2020年になれば自分の年棒は2000万ドル(約22億円)にまで達する。(インディアンスは)FA後、1年契約でも結ぶつもりはないだろう。そのときにトレードに出して、若手有望選手と交換すればいい」と、2年間は残留させておくことが理にかなっていることを示した。
 
 趣味のドローンで負傷し、リーグ優勝決定シリーズで1回もたず降板したことや、プロ入りの際に、友人との賭けでFA後は1年契約しか結ばないと宣言したことなど、話題に事欠かないバウアー。実力もさることながら、その言動で今後もメジャーリーグを盛り上げてくれそうだ。