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“雷神”シンダーガードの移籍先候補はパドレス、ロッキーズとブリュワーズ レッズ、ヤンキースは撤退へ

2018/11/29

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 ニューヨーク・メッツのノア・シンダーガード投手のトレードの噂が活発だ。複数チームが獲得に乗り出すとされていた右腕だが、ここにきて移籍先として有力となっているのはコロラド・ロッキーズとミルウォーキー・ブリュワーズだという。米メディア『SNY』が28日(日本時間29日)、伝えた。
 
 シンダーガードは、2015年にメッツでメジャーデビューした先発右腕。剛速球を武器に初年度から9勝を挙げて先発ローテーションに定着した。2年目は14勝と急成長を見せたが、キャリア3年目となる昨季は右広背筋の故障に苦しみ、わずか7試合の先発登板、1勝2敗にとどまっていた。今季も右手の靱帯の故障や手足口病など、体調面は理想とは程遠い状態だったが、25試合、154回1/3を投げて13勝4敗、防御率3.03と底力をみせた。
 
 メッツのブロディ・バンワゲネンGMはシンダーガードをトレードする可能性は十分にあるとしている。チームの顔である右腕だが、けがが多いことに加え、2021年にはフリーエージェント(FA)となり、引き止めには超大型契約が必要となるためだ。
 
 トレード相手の噂は既に多数報道されている。米メディア『SNY』によると、サンディエゴ・パドレスが獲得に名乗りをあげていた。しかし、パドレスは、メッツが交換相手として要求したフェルナンド・タティス・ジュニア内野手を放出する意思がないことから、トレード成立の可能性はあまり高くないということだ。
 
 ほかに獲得が噂されていたのは先発陣強化を狙うニューヨーク・ヤンキースとシンシナティ・レッズだが、同メディアによるとこの2チームは既にシンダーガード獲得には否定的だという。
 
 そして、ここにきて移籍先有力候補となっているのは、コロラド・ロッキーズとミルウォーキー・ブリュワーズだ。米公式サイト『MLB.com』によると、メッツが探しているのは強打の野手で、ロッキーズのイアン・デズモンド内野手が交換相手の候補に挙がっている。両球団は、デズモンドと若手有望株1人に対してシンダーガードという、2対1のトレードを画策しているようだ。
 
 ブリュワーズは今季、1試合限りの地区優勝決定戦でシカゴ・カブスを破り、ナショナル・リーグ中地区を制覇。しかし、リーグ優勝決定シリーズではロサンゼルス・ドジャース相手に3勝4敗で敗退した。来季以降のさらなる躍進に向け、先発陣を強化したい狙いから、シンダーガード獲得に動く可能性が見込まれている。
 
 160キロを超える剛速球とトレードマークである長い金髪から、“雷神”の異名を持つシンダーガード。まだまだ目を離せない争奪戦が続きそうだ。