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選手会選出の最優秀選手はレッドソックス・マルティネス! 同僚たちによる評価は「とても重要」

2018/11/29

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 MLB選手会が選出する今季の最優秀選手が発表され、ボストン・レッドソックスのJ.D.マルティネス外野手が受賞した。三冠王に肉薄する好成績でチームを世界一に導いたことが評価された。公式サイト『MLB.com』が28日(日本時間29日)、伝えた。
 
 今季レッドソックスは“最強打線”と称される破壊力抜群の打線を誇り、レギュラーシーズン108勝を挙げてアメリカン・リーグ東地区を制覇。ポストシーズンも勝ち抜き、球団史上5年ぶり9度目となる世界一を達成した。
 
 マルティネスは今季、主に指名打者(DH)として出場し、打率.330、43本塁打、130打点と圧巻の成績。打点王を獲得したほか、打率・本塁打ともにリーグ2位と三冠王まであと一歩の活躍を見せた。
 
 だが、MLBが選出するシーズンMVPはムーキー・ベッツ外野手が受賞。ベッツは首位打者を獲得し、“トリプルスリー”をクリアした攻撃力に加え、高い守備力でチームをけん引したことが評価された。
 
 選手会の年間最優秀選手となったマルティネスは選手会を通じてコメント。「この受賞はとても誇らしいこと。最も尊敬するメジャーリーグの同僚たちに認められたということは、私のキャリアのうちでも、とても重要な出来事です」と語った。
 
 マルティネスが選手たちの間で評価される理由は、その突出した打撃力だけではない。MVP争いを繰り広げたベッツにスイング軌道についてのアドバイスを送り、打撃開花に貢献したのは他でもないマルティネスである。また、同僚のデビッド・プライス投手が、チームの精神的支柱であるとコメントするなど、人望の厚さがうかがえる。
 
 世界一達成に加え、栄誉ある賞を手にしたマルティネス。2年連続の頂点に向け、主砲の打棒にはさらに磨きがかかりそうだ。