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マリナーズがパクストンの交換相手として若手有望株3選手を獲得 チーム再建のカギとなるか

2018/11/20

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 シアトル・マリナーズはニューヨーク・ヤンキースとトレードを成立させ、ジェームス・パクストン投手を放出した代わりとして3選手を獲得した。米公式サイト『MLB.com』が19日(日本時間20日)、今回マリナーズに移籍した選手たちについて特集している。
 
 ヤンキースからマリナーズへの移籍が決まったのは、左腕のジャスタス・シェフィールド投手、右腕のエリック・スワンソン投手、そしてドン・トンプソン・ウィリアムズ外野手の3選手だ。
 
 シェフィールドは、ヤンキースの若手有望株ランキング1位、MLB全体で見ても31位にランクインした。22歳ながら、ヤンキース傘下3Aスクラントン・ウィルクスバレ・レイルライダースでは20試合に登板し、6勝4敗で防御率2.56の好成績だった。また、9月にメジャーデビューし、救援として3試合に登板した。
 
 スワンソンはヤンキースのランキングで22番目となっていた25歳の右腕投手で、メジャーデビューは目前とされている。今季はショートシーズンA、2A、3Aの3クラスで24試合に登板。121回2/3を投げて8勝2敗、防御率2.66で、奪三振139と安定した投球を見せた。特に2Aでは42回2/3を投げて防御率0.42と驚異的な数字だった。
 
 マリナーズのエリー・ディポートGMは、シェフィールドについて「素晴らしいスライダーと成長し続けるチェンジアップを武器に、我々の先発ローテーションで近いうちに活躍してくれるだろう」と高く評価。 2人の投手には来季、先発ローテーションに向けて争うチャンスを与えると公言している。
 
 また、ウィリアムズは23歳の外野手で、今季1A、1A+で100試合に出場し、打率.299、22本塁打、74打点の成績をマーク。ディポートGMは、ミッチ・ハニガー外野手、ジェイク・フレイリー外野手のような選手になれると太鼓判を押し、期待を持って育成すると話す。
 
 高額の選手を獲得するのではなく、若手育成を重点的に行う方針のマリナーズ。今季11勝を挙げたパクストンの放出は、チームの将来を担う選手たちへの投資となりそうだ。来季以降の活躍に期待がかかる。