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MLB殿堂入り候補、新たに故・ハラデイ氏ら 史上最多通算652セーブのリベラ氏も 

2018/11/20

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松井秀喜の“ライバル”、40歳の若さで亡くなったハラデイ氏

 2019年度の米野球殿堂表彰の新たな候補者が19日(日本時間20日)に発表され、昨年11月に事故により40歳の若さで亡くなったロイ・ハラデイ氏の殿堂入りに期待が集まっている。米メディア『THE STAR』が伝えた。
 
 ハラデイ氏は、トロント・ブルージェイズ、フィラデルフィア・フィリーズで活躍。シンカーなどを武器に凡打の山を築き、完全試合とノーヒットノーランの両方を達成している。かつてニューヨーク・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏のライバルでもあった。現役の長い期間を打者有利とされる球場が多いアメリカン・リーグ東地区で投げ好成績を残していたこともあり、2000年代を代表する投手だと言える。
 
 その他の有力候補としては、元ヤンキースのマリアーノ・リベラ氏が挙げられる。リベラ氏はヤンキースの守護神としてメジャー史上最多の652セーブを記録。ポストシーズンでも96試合の登板で防御率0.70と驚異的な成績を残しており、初年度での殿堂入りの可能性はほぼ当確と言えるほど大きい。
 
 投票は10年以上連続でメジャーリーグの取材をする米野球記者協会に所属する記者によって行われ、全投票数の75%以上を獲得すれば殿堂入りとなる。5%に満たなかった場合は候補者から外れる。なお、候補者の資格保持は10年までとなっている。投票結果は2019年1月22日(同23日)に発表される。
 
 2019年度から殿堂入り候補に加わったのは以下の通り。
 
【投手】
 
リック・アンキール (投手・外野手、カージナルスなど)
通算成績:51登板、13勝10敗、防御率3.91、奪三振269
653試合、打率.240、76本塁打、251打点、21盗塁
 
フレディ・ガルシア (投手、マリナーズなど)
通算成績:376登板、156勝108敗、防御率4.15、1621奪三振
 
ジョン・ガーランド (投手、ホワイトソックスなど)
通算成績:365登板、136勝125敗、防御率4.37、1156奪三振
 
ロイ・ハラデイ (投手、ブルージェイズなど)
通算成績:416登板、203勝105敗1セーブ、防御率3.38、奪三振2117
 
テッド・リリー (投手、ドジャースなど)
通算成績:356登板、130勝113敗、防御率4.14、1681奪三振
 
デレク・ロウ (投手、レッドソックスなど)
通算成績:681登板、176勝157敗86セーブ、防御率4.03、1722奪三振
 
ダレン・オリバー (投手、レンジャーズなど)
通算成績:766登板、118勝98敗7セーブ、防御率4.51、1259奪三振
 
ロイ・オズワルト (投手、アストロズなど)
通算成績:365登板、163勝102敗、防御率3.36、1852奪三振
 
アンディ・ペティット (投手、ヤンキースなど)
通算成績:531登板、256勝153敗、防御率3.85、奪三振2448
 
マリアーノ・リベラ (投手、ヤンキース)
通算成績:1115登板、82勝60敗652セーブ、防御率2.21、1173奪三振

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