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マーリンズ正捕手、2年連続でトレード志願「来季は違うユニホームを」 代理人明かす、チームは今季ナ東最下位

2018/10/31

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 マイアミ・マーリンズのJ.T.リアルミュート捕手がトレードを志願していることが明らかになった。米メディア『ESPN』が30日(日本時間31日)に報じた。デレク・ジーター氏がGMに就任し、昨オフに大幅な再建にチーム乗り出したマーリンズ。メジャー5年目の捕手は昨年に引き続き、代理人を通じて自らの意思を示している。
 
 『ESPN』によると、リアルミュートの代理人を務めるジェフ・ベリー氏は米ラジオ番組『MLB Network Radio』に出演し、本人がトレードを希望していると言及。「来季の春季キャンプまでには違うユニホームを着ているだろう」と語っており、移籍は確実とみられる。
 
 リアルミュートが移籍を希望するようになったきっかけは、昨オフから始まったチームの再建計画だ。元ニューヨーク・ヤンキースのスター、デレク・ジーター氏がGMに就任し、主力を放出して若手の有望株を獲得する方針を掲げた。そして、MLBトップクラスと称されたクリスチャン・イェリッチ外野手、マーセル・オズナ外野手、ジャンカルロ・スタントン外野手、さらに1番打者のディー・ゴードン内野手を放出した。
 
 主力の放出に伴い、正捕手であるリアルミュートも活躍の場を求めて新天地でのプレーを希望していた。
 
 リアルミュートは今季125試合に出場し、打率.277、21本塁打、74打点と強打の捕手として活躍。だが、長期的な再建計画が始まったばかりのマーリンズは、今季63勝98敗でナショナル・リーグ東地区の最下位に沈んだ。移籍によって、より上位を目指せるチームで戦いたいと考えているようだ。
 
 現在、27歳のリアルミュートは来季キャリア6年目を迎える。自らの言葉通りなら、どのチームのユニホームに袖を通すことになるのか。強打の正捕手の去就次第では来季MLBの勢力図も変わってきそうだ。