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ドジャース、WS苦戦の原因は? “投壊”状態のリリーフ陣、米メディア解説陣が指摘

2018/10/29

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 ワールドシリーズに2年連続で出場を決めたロサンゼルス・ドジャースだが、ボストン・レッドソックスにわずか1勝しかできずに世界一の座を譲ることとなった。米メディア『ESPN』の解説陣は27日(日本時間28日)の第4戦後、ドジャースの苦戦についてリリーフ陣の不調を指摘している。
 
 ドジャースは23日(同24日)に敵地でのワールドシリーズ初戦に4-8で敗北。第2戦にも2-4で敗れた。開催地を本拠地ドジャー・スタジアムに移した第3戦は、MLBのポストシーズン史上最長となる延長18回に及ぶ熱戦となり、ドジャースが3-2で勝利した。第4戦は点の取り合いとなったが、ドジャースのリリーフ陣が終盤に打ち込まれ、6-9で敗戦となった。
 
 ここまでの4試合において、リリーフ陣は21回を投げて自責点12、防御率5.14。延長18回までの熱戦となった第3戦を除くと、リリーフ防御率は9.90となっており、まさに「投壊状態」だ。
 
 『ESPN』の解説陣は、ドジャースのライアン・マドソン投手とケンリー・ジャンセン投手に着目。マドソンはワールドシリーズ4試合に登板、2回1/3を投げて自責点1。26日(同27日)の第4戦には7回途中から登板してソロ本塁打を浴び、その後の逆転負けにつながってしまった。ジャンセンは3試合で4回を投げて自責点2。延長18回の熱戦となった第3戦でも失点しており、期待に応えられていない。
 
 マドソンの4登板のうち2試合は回の途中からの登板。走者を背負った場面での投球のもろさが不安視された。さらに、高めに浮くチェンジアップが多いことも指摘された。これは右打者にとって最も打ちやすい球で、第4戦でミッチ・モアランド内野手に被弾したのもこの球だった。
 
 ジャンセンは本来9回を任される抑え投手だが、ワールドシリーズでは8回からの起用が続いている。『ESPN』解説陣は、ジャンセンはメンタルの問題でこの起用法となっていると予測した。また、カットボールの精度が落ちてしまっていると指摘された。ドジャースにとって痛いジャンセンの不調。守護神クレイグ・キンブレル投手を擁するレッドソックスとは、リリーフ陣で差をつけられてしまったようだ。
 
 厳しい結果となってしまったワールドシリーズ。だが、強豪ひしめくナショナル・リーグを制した実力は本物だ。リリーフ陣を立て直し、来季も世界一を目指して戦う。