大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » ナ・リーグのWC争いが激化 3.5ゲーム差以内に3チーム。ブリュワーズが一歩リード

ナ・リーグのWC争いが激化 3.5ゲーム差以内に3チーム。ブリュワーズが一歩リード

2018/09/18

text By

photo

Getty Images



 MLBナショナル・リーグにおいて、17日(日本時間18日)現在、プレーオフ進出を懸けた争いが激化している。中でも地区首位を除く勝率上位2チームに与えられるプレーオフ進出権であるワイルドカード争いはし烈で、3.5ゲーム差以内で3チームが競っている。
 
 ワイルドカード争いをしているのは、中地区2位ミルウォーキー・ブリュワーズ、中地区3位セントルイス・カージナルス、西地区2位のコロラド・ロッキーズの3チームだ。
 
 ワイルドカード争いの1位に君臨するのがブリュワーズ。現在の勝率は.570で、勝率においては他のチームと比べて勝率が頭一つ抜けている。地区首位との2.5ゲーム差としているため、地区優勝を含めプレーオフ進出に有利な位置につけている。
 
 同地区カージナルスは勝率.550でプレーオフ進出圏内だが、ワイルドカード争い3位ロッキーズとの0.5ゲーム差しかなく油断できない。さらに残り12試合のうち、東地区首位のブレーブス、中地区首位カブス、同地区2位のブリュワーズとの3連戦が残っており、数字以上に厳しい状況にいる。
 
 3位は勝率.547のロッキーズ。16日(日本時間17日)終了時点では西地区首位にいたため、地区優勝でのプレーオフ進出も十分にあり得る。また仮に地区優勝が叶わなくても、2位カージナルスの成績次第では、ワイルドカード枠での進出も可能だ。だが、地区首位と0.5ゲーム差と競っているにもかかわらず現状プレーオフ進出圏外であり、厳しい状況に変わりはない。
 
 一方、西地区首位に立つロサンゼルス・ドジャースは、ロッキーズとの立場がいつ入れ替わってもおかしくない状況だ。ドジャースの勝率は.550であり、カージナルスと並んでいるため、いま首位にいたとしても、決してプレーオフ進出が安泰というわけではない。
 
 ロッキーズは17日(同18日)に敗れ他のチームが揃って勝利したため、プレーオフ争いから一歩後退。瀬戸際のチームにとっては、一戦も落とせない状況が続く。