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田中将大「エキサイティング」な今季10勝目 9月最初の試合で勝てたことに喜び

2018/09/02

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Getty Images



 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が1日(日本時間2日)、本拠地ヤンキー・スタジアムでのデトロイト・タイガース戦に先発登板し、7回1失点の好投で10勝目。メジャーデビューから5年連続2ケタ勝利を達成した。
 
 田中は初回、無死満塁のピンチで犠飛を打たれ先制点を許すも、その後は速球やスプリット、スライダーを駆使して安定した投球を見せ、前半5回までを投げ切る。田中の好投に応えたいヤンキース打線は、5回に1死一塁から6番のグレイバー・トーレス内野手がタイガース先発のダニエル・ノリス投手から第22号2ラン本塁打を放ち、2-1と逆転に成功した。
 
 1点のリードをもらった田中は、7回に先頭打者から連打を浴びるなど無死二、三塁とされたが、田中はここでギアを上げ2者を連続で打ち取る。最後はジム・アドゥチ内野手をフルカウントから89.3マイル(約144キロ)のスプリットで空振り三振に仕留め、ピンチを無失点で切り抜けた。
 
 田中はこの日、7回96球(ストライク67球)を投げ被安打7、与四球1、奪三振6、失点1の好投で防御率は3.83とした。そして、8回はジョナサン・ホルダー、9回はデリン・ベタンセス投手が無失点に抑えて、ヤンキースが2-1で逃げ切り勝ち。田中は7月31日(同8月1日)以来となる10勝目を飾り、自身メジャーデビューから5年連続2ケタ勝利となった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、田中は試合後に通訳を介して「エキサイティングな試合だった」とコメント。また、自身のインスタグラムも更新し、球場内で撮った写真とともに「9月に入り、レギュラーシーズンも残り1ヶ月となりました。そんな最初に試合で勝てたこと、凄く嬉しく思います」と綴っている。
 
 この日アメリカン・リーグ東地区首位のボストン・レッドソックスも勝ったため、差は7.5ゲームのままだが、勝負の残り1カ月でどのようなドラマを展開することになるのか、その戦いぶりに注目だ。

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