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田中将大、7回1失点の好投で10勝目の権利 最大のピンチにこの日最速152キロ計測

2018/09/02

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が1日(日本時間2日)、本拠地ヤンキー・スタジアムでのデトロイト・タイガース戦に先発登板し、7回1失点の好投で10勝目の権利を手にして交代した。
 
 前回登板の8月27日(同28日)から中4日でマウンドに登った田中。メジャー自身5年連続2ケタ勝利には5試合連続で足踏みをしているが、この日はタイガース戦で6度目の挑戦となった。
 
 久しぶりにゲーリー・サンチェス捕手とバッテリーを組んだ田中は初回、先頭から2者連続で内野安打を許すと、続くニコラス・カステヤノス外野手には84.3マイル(約136キロ)のスライダーを左前安打とされ、いきなり無死満塁のピンチを背負う。そして、4番の指名打者ビクター・マルティネスに対してレフトへ犠飛を打たれ先制点を許した。
 
 それでも、5番のニコ・グッドラム内野手は88.6マイル(約143キロ)のスプリットで空振り三振、ロニー・ロドリゲス内野手はスライダーで左飛に打ち取り、18球を要して何とか最少失点でしのぎ切った。
 
 ヤンキースは、前日にサンフランシスコ・ジャイアンツからトレードで獲得したアンドリュー・マカッチェン外野手が初回1番打者として打席に立ったが見逃し三振。2番のジャンカルロ・スタントン外野手も見逃し三振、アーロン・ヒックス外野手も中飛に倒れ、タイガース先発のダニエル・ノリス投手の前に3者凡退に打ち取られた。
 
 田中は、2回は7番から始まる攻撃を遊ゴロ、左飛、右直とわずか6球で3者凡退。3回もジム・アドゥチ内野手から92.8マイル(約149キロ)の速球で空振り三振を奪うなど無失点に抑え、序盤3回までを投げ終える。
 
 ヤンキース打線がノリスに対して3回までパーフェクトに抑えられる厳しい展開の中、田中は4回に先頭のグッドラムに右前安打を許すと、その後送りバントで二塁に走者を置く。しかし、7番のグレイソン・グレイナー捕手を三ゴロ、8番のジャコビー・ジョーンズ外野手を外角低め93.2マイル(約150キロ)の速球で見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜けた。
 
 5回も安打を許しながら無失点に抑え、61球(ストライク44球)で前半を投げ終えた田中。この好投に応えたい打線は、その裏の攻撃で先頭のミゲル・アンドゥーハー内野手が四球で出塁すると、1死後に6番のグレイバー・トーレス内野手がノリスのスライダーを捉え、打球はレフトスタンドへ突き刺さる逆転の第22号2ラン本塁打となった。直後にノリスは足を負傷し交代している。
 
 1点リードしてもらった田中は、6回を3者凡退に抑え無失点。タイガース打線に反撃を許さず試合は2-1のまま終盤に入る。田中は7回のマウンドにも登り、先頭のグレイナーに速球をライトへ二塁打とされ無死二塁のピンチを背負うと、続くジョーンズにもスライダーを中前に運ばれ一、三塁。直後にジョーンズが盗塁を成功させ二、三塁とされるが、ダーウェル・ルーゴ内野手をスライダーで一ゴロ、マイキー・マトック外野手はスプリットで空振り三振として2アウト。最後はアドゥチをフルカウントから89.3マイル(約144キロ)のスプリットで空振り三振に仕留めて無失点に抑えた。
 
 田中はこの日、速球が最速94.7マイル(約152キロ)を計測するなど7回96球(ストライク67球)を投げ被安打7、与四球1、奪三振6、失点1の好投で防御率は3.83。今季10勝目の権利を手にしてマウンドをリリーフ陣に託した。