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マリナーズ、地区上位が潰し合いの間に痛い2連敗 好投のヘルナンデス「怒りが湧いている」

2018/08/29

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 アメリカン・リーグ西地区3位のシアトル・マリナーズが28日(日本時間29日)、敵地でのサンディエゴ・パドレス戦で惜敗。地区首位と同2位が直接対決を行っている間に勝ち星を積み重ねたいところだが、痛い連敗となった。
 
 マリナーズは、先発のフェリックス・ヘルナンデス投手が7回2失点と好投したが、打線が援護できず9回にネルソン・クルーズ外野手の本塁打で1点を返すのがやっと。1-2で惜敗し、2連敗となった。
 
 現在、地区首位のアストロズと2位のアスレチックスは直接対決3連戦を行っており、この日までに1勝1敗と星の取り合い。マリナーズとしてはこの間に白星を1つでも多く積み上げ、差を縮めておきたいところだったが、28日を終わった時点で首位アストロズとは7.0ゲーム差となっている。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、先発のヘルナンデスは「6月30日(同7月1日)以来、私は勝ち星を手にしていない。厳しいものだ…。これまでメカニカルな調整を行ってきたが、怒りが湧いている。今季はタフなシーズンだ」とコメント。それでも「毎回完投を目指してシーズンを戦い抜くよ」と前を向いた。
 
 また、マリナーズのスコット・サービス監督は「フェリックスは本当に上手く投げていた。先制本塁打を打たれてしまったが、ストライクゾーンにコントロールよく投げ、カーブは効果的だった」と評価。しかし打線については「攻撃的に攻めることができなかった」と悔やんだ。
 
 マリナーズの残り試合はちょうど30試合。上に2チームがいる中で厳しい戦いが続くが、ワイルド・カードも争うアスレチックスとは5.5ゲーム差となっており、ポストシーズン進出に向けてまだまだ可能性が十分残っているだけに、次戦以降の戦いに注目だ。